ナラティヴ実践協働研究センター(NPACC:エヌパック)
ナラティヴ・カウンセリングの実践、専門訓練、そして協働研究
私たちの信条(Mission Statement)
人が問題なのではない、問題が問題なのである
We believe that the problem is the problem, the person is not the problem.
周縁化された物語が語られ、認証される場となる
We offer this space for the marginalised stories to be told and be witnessed.
その人こそが、その人自身の人生の専門家である
We believe that only the person can become the specialist of his/her own life.
支えられる構造と実践で、技術を磨き続ける
We develop and enhance our practising skills in this supportive arena.
人と人が出会うこと、つながることの価値を知る
We believe in the value of being connected through meeting others.
協働への可能性を開き、持ちうる知を公共のものにしていく
We offer collaborative opportunities and publicly share our experiential knowledge.
プロジェクト(Projects)
あまやどりプロジェクト
あまやどりプロジェクトは、ファンドレイジングイベント「ナラティヴ・カーニバル」を通じて得られた資金によって運営されています。いわば、コミュニティの善意によって支えられたプロジェクトです。本プロジェクトのカウンセリングを受ける方、紹介する方が、この無料カウンセリングの背後に、多くの人々の善意があることをお知りおきくださるとうれしい限りです。
このプロジェクトの詳細、および申込は、こちらのページからお願いします。
NPACC主催イベント&ワークショップ
NPACC主催のワークショップは、PeatixのNPACCサイトをフォローしてください。新しいイベントやワークショップが公開されるたびに、通知が届きます。
PeatixのNPACCサイトはこちらです。
ビデオアーカイブ
NPACCでは、実施したワークショップをできるだけ記録し、アーカイブ化することに取り組んでいます。ワークショップの中には、何回も繰り返して実施することができないものがあります。そのタイミングを逃してしまった人、または、後からナラティヴ・セラピーに取り組み始める人が利用していただけたらうれしい限りです。また、ワークショップ自体に参加したものの、再び戻って学びを新たなものにしたい場合もあるかもしれませんので、利用可能な状態にしておくのは価値のあることであると考えています。
アーカイブ化されたワークショップの動画は、Vimeoというサイトを通して、視聴券を購入することで見ることができます。視聴券を購入した動画は一年間(Vimeoで視聴券について設定できる最大期間)、ストリーミングで見ることができます。
Vimeoのサイトはこちらから。
えぬぱっくチャンネル(YouTube)
NPACCでは、「えぬぱっくチャンネル」というYouTubeのチャンネルを開始しました。
現在、「ナラティヴ・セラピー・ワークショップ Book Ⅰ」(北大路書房)の第2部「ワークショップ Ⅱ ナラティヴ・セラピーの背景概念を知る」を、ビデオ「ナラティヴ・セラピー講座」としてみることができます。
少しずつコンテンツをアップしていきたいと考えていますので、興味のある方はフォローをお願いします。https://www.youtube.com/@npaccchannel
自費出版、ジャーナル、ワークシート
NPACCでは、不定期に「えぬぱっく小誌」というジャーナルを発行したり、自費出版をしています。それらは、BOOTHというサイトから入手することができます。
BOOTHのNPACCサイトはこちらから。
えぬぱっくネットワーク
NPACCのナラティヴ・セラピー実践トレーニング・コースで学んだ(学んでいる)人たちがそれぞれの領域と地域で活動をしています。カウンセリングやワークショップなども提供していますので、興味がありましたら、それぞれの活動をご覧ください。なお、それぞれの活動はNPACCと独立していますので、活動の内容については、それぞれに直接連絡してください。
えぬぱっくユースパス
えぬぱっくユースパス(NPACC Youth Pass)とは、ナラティヴ・セラピーに興味をもち、取り組んでみたいと思うユース(若者)を対象としたプログラムです。本パスによって、少なくとも2年間、NPACCが主催するワークショップなどの企画に無料で参加することができます。
対象は、大学院で臨床心理学、ソーシャルワーク、精神保健福祉などを学び対人支援の職業に就いている人、就こうとしている人、さらに、このような大学院で現在学んでいる人を対象としています。
プログラムの詳しい内容は次のページをご覧ください。https://npacc.jp/2023/3684/
ナラティヴ同好会支援プログラム
NPACCで、ナラティヴ・セラピーやコラボレイティブ・カウンセリングを学んでいる人が増えています。学びを深め、その思想や技法を自分のものとしていくためには、その旅路を共にする仲間が大切なものとなります。ナラティヴ・セラピーのようにマイナーなものは、同じ職場や地域で、一緒に取り組んでくれる仲間を見つけることは難しい場合が往々にしてあります。そのようなときに、何らかのグループに所属して一緒に学んでみたいと思うでしょう。
NPACCとして、このようなグループを立ち上げることはなかなかできないでいるところですが、もし有志がグループを立ち上げようとするのであれば、応援したいと考えています。そこで、「ナラティヴ同好会支援プログラム」を企画しました。これは、自分たちでナラティヴ・セラピー、コラボレイティブ・カウンセリング、社会構成主義を基盤とする対人支援などを主題として、グループを立ち上げたい人たちに対して、NPACCのアーカイブを提供して、グループでの学びを支援するものです。
詳しい内容は次のページをご覧ください。https://npacc.jp/2023/3688/
海外とのつながり
NPACCでは、海外のセラピストや組織とのつながりを大切にしています。海外講師によるワークショップによって、そして、NPACCスタッフが海外に行くことによって、常に自分たちの学びにも取り組んでいます。
NPACC NZ Ltd主催の「ニュージーランドで感じ、学ぶナラティヴ・セラピー・ワークショップ 2023」については、こちらから。
出版&翻訳(Publication & Translation)
NPACCでは、積極的に出版、翻訳を手がけています。
「深刻な問題にこそ遊び心を! 子どもと家族と一緒に取り組むプレイフル・アプローチ」
マーティン・ペイン(著)「ナラティヴ・セラピー入門: カウンセリングを実践するすべての人へ」
マーティン・ペイン(著)「カップル・カウンセリング入門:関係修復のための実践ガイド」
ドナルド・マクミニマン「ふたつの島とボート」新しい自分に向かう旅路 イラストで理解するナラティヴ・セラピー
デヴィッド・パレ(著)「協働するカウンセリングと心理療法: 文化とナラティヴをめぐる臨床実践テキスト」
N:ナラティヴとケア 第15号──オープンダイアローグの可能性をひらく
国重浩一・横山克貴(編著)「ナラティヴ・セラピーのダイアログ――他者と紡ぐ治療的会話,その〈言語〉を求めて」
国重浩一(編著)「ナラティヴ・セラピー・ワークショップ Book I:基礎知識と背景概念を知る」
国重浩一(編著)「ナラティヴ・セラピー・ワークショップ BookⅡ:会話と外在化,再著述を深める」
国重浩一(著)「もう一度カウンセリング入門:心理臨床の「あたりまえ」を再考する」
「N:ナラティヴとケア 第14号─ナラティヴ・セラピーがもたらすものとその眼差し」
「ソーシャル・コンストラクショニズムと対人支援の心理学ー理論・研究・実践のために」
えぬぱっく小誌 No1(2020年5月)特集:耳の調律
えぬぱっく小誌 No2(2021年3月)特集:中動態と外在化する会話
えぬぱっく小誌 No3(2021年8月)特集:「さゆりさんとのダイアログ」
えぬぱっく小誌 No4(2023年3月)特集:ナラティヴ・セラピーのダイアログ集
えぬぱっく小誌 No5(2024年10月)特集:ナラティヴ・リトリート気仙沼
翻訳プロジェクト進行中の書籍
"Re-Authoring the World: The Narrative Lens and Practices for Organisations, Communities and Individuals" Chené Swart
"Practicing Narrative Mediation: Loosening the Grip of Conflict" John Winslade & Gerald Monk
新着情報
本センターの活動内容については、以下のブログページにて順次更新しています