ファンドレイジング・イベント&ナラティヴ・コミュニティの集い

ナラティヴ・カーニバル 2024


Narrative Carnival 2024

【イベントの趣旨】

 

 人生に生じた苦悩や問題のために、カウンセリングを受けることが、大切な時があります。しかし、カウンセリングを受けるための公的な支援政策が不十分なので、金銭にも苦しい状況にあると、その必要なカウンセリングを受けることができません。そのような状況にある人は、数多くいると見積もっています。

 そのような人々にカウンセリングなどの支援を届けたいと考えています。このファンドレイジングイベント(活動資金を集めるための企画)において、ワークショップやセミナー、活動報告、実践報告を提供し、このイベントから得られた収益を、無料のカウンセリングなどを提供するために利用いたします。

 2021年と2022年で実施した「ナラティヴ・カーニバル」の活動資金によって、NPACCでは、すでに無料カウンセリングを提供する「あまやどりプロジェクト」(https://npacc.jp/amayadori/)を実施しています。今回の資金も「あまやどりプロジェクト」のために活用します。またこれ以外にも、支援を必要とする人のための事業が思いつくのであれば、活用していきます。

 このイベントは、趣旨に賛同する団体が主催し、講師または実行委員となってくれるボランティアなどのさまざまな人たちから協力をもらいながら実施していきます。参加費に関しても、いくつかの段階を設け、払いたいだけ払ってもらうようにします。参加費を払うことを通じて、無料カウンセリングへの募金をするというふうに思っていただけたらと考えています。本イベントの収支、および、このイベントで得られたファンドによるカウンセリングの概要は、イベント参加者およびファンドへの寄付者に報告いたします。

 なお「ナラティヴ・カーニバル」は、ファンドレイジングとしてだけでなく、「ナラティヴ・コミュニティの集い」としても開催しています。ナラティヴ・アプローチが少しずつ広がりつつある中で、さまざまなところで取り組みがなされてるようになってきています。そのような取り組みを発表することによって自分たちの活動を振り返ると共に、そのような取り組みを聞くことによって活力をもらうことができるのではないかと考えています。ナラティヴ・アプローチに取り組む人たちのつながりが広がったり、豊かになることを願ってのことです。

 よって、今回から発表者を公募いたします。今までの取り組みなどについて発表したい方は、次のフォームから申し込んでください。なお、発表する内容についての注意は、このフォームに明記してありますので、しっかりとお読みください。
発表申込フォーム:https://bit.ly/422dik7

 

【スケジュール、参加費など】

 

イベント: ファンドレイジング・イベント&ナラティヴ・コミュニティの集い「ナラティヴ・カーニバル 2024」

開催日: 2024年4月20日(土)~4月21日(日)

開催方法: ZOOMによるオンライン配信

寄付金: 参加者が参加金額を選択できるシステム。3000円、8000円、12000円、2万円から選ぶことができます。なお、参加費の違いによって、イベントの参加条件が変わることはありません。

当日参加について:当日参加できない場合でも、後日動画を視聴できますので、ナラティヴ・カーニバルのチケットは購入して頂けます。

各プログラムへの申込み: 人数制限を設けているプログラムへの申込み方法は、本イベントに申し込んだ人にご連絡いたします。別のPeatixの申込みサイトを準備して、そこから申し込んでもらうことにする予定です。なお、個別のプログラムへの参加費は別途必要ありません。

申込先: https://narrativecarnival2024.peatix.com

問合せ先: ナラティヴ実践協働研究センター( narrative@npacc.jp )

【寄付について】

 

本ファンドレイジングイベントの趣旨にご賛同いただき、イベントとは別にご寄付いただけたら、大変ありがたいと思います。その際には、以下の口座にお振込みいただきたく、お願いいたします。

なお、振り込んでいただいた場合には、ご本人を確認させていただくために、ご本人のお名前とご連絡先の電話番号、そしてメールアドレスを、narrative@npacc.jpまでお知らせいただくようお願いいたします。

寄付振込先

【楽天銀行】

 第一営業支店 支店番号 251
 普通預金 7834885
 口座名義 一般社団法人 ナラティヴ実践協働研究センター

【郵便局】

 記号 10120 番号 93359251
 名前 シヤ)ナラティヴジッセンキョウドウケンキュウセンター

<他金融機関から振り込む場合>
 店名 〇一八(読み ゼロイチハチ) 店番 108 普通預金 9335925

あまやどりプロジェクト無料カウンセリング

あまやどりプロジェクト

 コミュニティによって支えられる無料カウンセリング

 

本プロジェクトの詳細は次のページをごらんください。

https://npacc.jp/amayadori/

本プロジェクトでカウンセリングを受けた方からの感想も届いています。次のページでご覧ください。

https://npacc.jp/amayadori/letters/

「ナラティヴ・カーニバル」プログラム

(注) このサイトは、確定前から公開し、順次更新していくようにいたします。どのようにプログラムが更新されていくのか楽しみにしてください。

2024年4月20日(土曜日)

カーニバル広場

事前申込不要

メインホール 1

事前申込不要

ホール 2

事前申込が必要

ホール 3

事前申込が必要

ホール 4

事前申込が必要

ホール 5

事前申込が必要

カーニバル広場(総合案内ロビー)

運営形式を現時点で検討中です。

オープニング&ガイダンス (9:15-10:00)

申込不要 後日視聴◯ 

カーニバル広場(総合案内ロビー)

詳細未定

プログラム 1-1 (10:00-12:30)

申込不要 後日視聴◯ 定員なし

ナラティヴ・セラピー事例の上演会(仮題)

NPACC

プログラム 1-2 (10:00-12:30)

申込必要 後日視聴? 定員30名

まるごと性別解体ショー

佐倉智美

プログラム 1-3 (10:00-11:30)

申込必要 後日視聴◯ 定員20名

発達障害(神経発達症)に向けたオープンダイアローグの実施について(対話的居場所の有効性)

久保田晃祥

プログラム 1-4 (10:00-12:30)

申込必要 後日視聴✖ 定員なし

語り合い『スーパービジョンのあれやこれや』

浅野衣子、佐藤透子、眞弓悦子

プログラム 1-5 (10:00-12:30)

プログラム未定

カーニバル広場(総合案内ロビー)

詳細未定

プログラム 2-1 (13:30-17:00)

申込不要 後日視聴◯ 定員なし

ナラティヴ・セラピー入門(仮題)

横山克貴

プログラム 2-2 (13:30-16:30)

申込必要 後日視聴✖ 定員30名

パブリック・カンバセーションを体験してみよう ! 

飯島邦子、岩本善人、園木紀子、永田有紀、吉田成雄(五十音順、実践トレーニングコース生)

プログラム 2-3 (13:30-17:00)

申込必要 後日視聴? 定員12名

ナラティヴ・セラピーのアプローチ方法で、組織、チーム、グループの問題に向き合う

中里高宏

プログラム 2-4 (13:30-16:00)

申込不要 後日視聴? 定員未定

未定

プログラム 2-5 (13:30-17:30)

申込不要 後日視聴? 定員未定

未定

2024年4月21日(日曜日)

カーニバル広場

事前申込不要

メインホール 1

事前申込不要

ホール 2

事前申込が必要

ホール 3

事前申込が必要

ホール 4

事前申込が必要

ホール 5

事前申込が必要

カーニバル広場(総合案内ロビー)

運営形式を現時点で検討中です。

ガイダンス (9:30-10:00)

カーニバル広場(総合案内ロビー)

詳細未定

プログラム 3-1 (10:00-12:30)

申込不要 後日視聴◯ 定員なし

ナラティヴ・スーパービジョン(RC)の可能性を検討する

国重浩一、浅野衣子、松本寛子

プログラム 3-2 (10:00-12:30)

申込必要 後日視聴◯ 定員なし

自己物語再構成 ライティング法について

小澤康司

プログラム 3-3 (10:00-12:30)

申込必要 後日視聴◯ 定員なし

「コレクティヴ・ナラティヴ」というジャーニー(旅路) 「マラソン・オブ・ライフ」という取り組みを通して(仮題)

都築慶子(ケイティさん)、佐藤 衛、鈴木剛、荒井康行、鈴木由子、櫻井友美、溝井伸彰、岩本善人(敬称略、順不同)

プログラム 3-4 (10:00-11:30)

申込必要 後日視聴✖ 定員20名

問題にインタビューするワーク(仮)

手島由佳、仲代仁子、大河内章子、飯島邦子

プログラム 3-5 (10:00-12:30)

プログラム未定

カーニバル広場(総合案内ロビー)

詳細未定

プログラム 4-1 (13:30-17:00)

申込不要 後日視聴◯ 定員なし

深刻な問題にこそプレイフルアプローチ(仮題)

荒井康行、白坂葉子ほか

プログラム 4-2 (13:30-17:00)

申込必要 後日視聴◯ 定員なし

組織にナラティヴの考えを持ち込むってどういう感じ?

佐藤 衛、飯島 邦子

プログラム 4-3 (13:30-17:00)

申込必要 後日視聴? 定員未定

「いじめ・暴力に向き合う学校づくり」の上演をみて対話してみる

真弓悦子、岩本善人、吉田成雄

プログラム 4-4 (13:30-16:00)

申込不要 後日視聴? 定員未定

未定

プログラム 4-5 (13:30-17:00)

申込不要 後日視聴? 定員未定

未定

17:30~18:30

クロージング

各プログラムの紹介

申し込みのあったプログラムと検討中のプログラムを紹介します。一部、プログラムの内容が確定していないものがあります。

2024年4月20日(土曜日)午前の部

ナラティヴ・セラピー事例の上演会(仮題)

 事前申込不要、後日視聴可〇、定員なし

【プレゼンター】 ナラティヴ実践協働研究センター

【内容】 詳細未定

まるごと性別解体ショー

 事前申込必要、後日視聴?、定員30名

【プレゼンター】 佐倉智美(NPO法人SEAN理事、大学教員)

【内容】 「人には[性別]というものがあり、すなわちそれは[男]と[女]である」という思い込みを解体して、ひとりひとりもっと気持ちを楽にして健やかに生きるための発想転換のヒントを探る講座。「LGBT」の説明でよくある[身体の性別][心の性別][性的指向]などもゼンゼンじつは[性別]ではないという視角から、はてさて何がもたらされるでしょうか!?

発達障害(神経発達症)に向けたオープンダイアローグの実施について(対話的居場所の有効性)

 事前申込必要、後日視聴◯、定員20名

【プレゼンター】 久保田晃祥 NPO法人ヴィータ(大人の発達障害者支援)理事長、一般社団法人オープンダイアローグ・アプローチ研究会FLAT共同代表

【内容】 NPO法人ヴィータは大人の発達障害・神経発達症の方の支援、とくに福祉の対象になりにくい働く発達障害の方をメインに支援をしている団体です。2021年4月から、毎週2~3回、オンラインのオープンダイアローグと月1回リアルのオープンダイアローグを発達障害・神経発達症の方向けに行っています。これまでオンラインで250回以上、リアルで50回以上のオープンダイアローグを開催し、参加人数は延べ1800人以上になっています。

このオープンダイアローグでは基本的に発達障害・神経発達症の当事者、たまに支援者が参加者となり、継続性や治療的な意味合いではなく、体験会的および自助会的な要素がつよい会になっている。とはいえ、あまり対話を知らない方や単発参加の方がいる中で、どのように運営しているのか、どのような有効性を感じているのかをお話しします。後半は、参加者の方と対話的にディスカッションできればと思います。是非ご参加ください。

語り合い『スーパービジョンのあれやこれや』

 事前申込不要、後日視聴不可✖、定員なし

【プレゼンター】 浅野衣子(キャリア開発サポーターズ)、佐藤透子(地域若者サポートステーション・キャリアコンサルタント)、眞弓悦子(MYキャリア)

【内容】 対人援助職にはスーパービジョンを受けることが大切だと言われています。しかし、実際に受けておられる方は多くないのではないでしょうか。
なぜスーパ―ビジョンが対人援助職の人にとって身近なものにならないのでしょうか。
「スーパービジョンは必要?不必要?」「スーパービジョンを受けると何がいいの?」「スーパービションを受けて良かったことは??嫌だったことは?」等々、スーパービジョンについてあれやこれや、参加者同志で語ってみませんか。
そして、対人援助職としての自身の成長について、何が必要なのか考えてみませんか。

2024年4月20日(土曜日)午後の部

ナラティヴ・セラピー入門

 事前申込不要、後日視聴可〇、定員なし

【プレゼンター】 横山克貴(ナラティヴ実践協働研究センター)

【内容】 詳細未定

パブリック・カンバセーションを体験してみよう !

 事前申込必要、後日視聴不可✖、定員30名

【プレゼンター】 飯島邦子、岩本善人、園木紀子、永田有紀、吉田成雄(五十音順、実践トレーニングコース生)

【内容】 

対立する立場に立つ人々が
お互いの違いを認め
共存することは
できるのでしょうか?

「あなたへの社会構成主義」(ケネス・J. ガーゲン 著, 東村 知子 翻訳,ナカニシヤ出版)6章では、パブリック・カンバセーション・プロジェクトを紹介しています。
中絶の是非について信条・価値観の異なる人たちが一同に介して、議論の前にプライベートを共有し、問題とあなた自身との関係、あなたが最も大切にしたいこと、他者の話を聞いた上での内省という三つを順番に話していきました。
参加者は、セッションを通してこの問題に対する深い理解を得られ、「他者」を自分と同じ人間として見られるようになったとのことです。根本的な考え方は変わらなくても、問題を「黒か白か」という目で見たり、反対する立場にある人を悪魔のようであるかのようにみなしたりすることがなくなったのです。

あなたは、最近、あなたの信条、価値観と異なる意見を聞いたとき、
ざわざわした経験はありますか?
その問題は、あなたの経験とどう結びついているのでしょう。
あなたの大切にしたい価値観とどう結び付いていますか?

大きな対立の事例でなくても、何か話してみたいことがあるかもしれません。
この会では、いくつかのテーマの中から、話しあってみたいテーマを選定して、
パブリック・カンバセーションをやってみます。
関係の中に意味が作られていく、変化力を持つ対話のアプローチを体験してみませんか。


これまでに「パブリック・カンバセーション」に参加された方の感想です。

・対立する人と人が分かり合えるのは、不可能なんだろうか、また、わかっているつもりでも、全然別のことを考えているかもしれない。それでも相手を知れることが嬉しい。そういう機会が持てることが大事だと思いました。
パブリック・カンバセーションは、その人を知れるチャンスだと思います。

・集団として合意形成する場合、力のある人が引っ張る結果になるんです。私は、「違うんだよな」という言葉を飲み込んでしまう。メンバーは公平なところに居られず諦めたりしていくものになる。パブリック・カンバセーションを知った時、私にとっての合意形成はこういうものであって欲しいと思いました。いろんな人の語りを聞きその影響を受けつつ、そこに居続けるのか一歩進むのかを自分で決めるプロセスには、ナラティヴ・アプローチの姿勢が表現されていると思います。自分はこう思うということが、ちゃんと聞かれることのありがたさは、体験してみて初めてわかるものだと思います。また体験して、諦めちゃうだけじゃない、人との関わりがあるんだということがやっぱりいいもんだなと思いたい。

・ガーゲンが言いたかったことは、ナラティヴ・セラピーの再著述と同じように、関係性の再著述なんじゃないかと思う。大切な価値観を語ってもらうところがナラティヴ・アプローチと同じなんじゃないか。3番目の内省の問いは、相手の話を聴いて伝え返してもらう、ナラティヴ・メディエーションとも似ている。本に書かれているだけで埋もれてしまうのは、もったいない。

・対話の場は、これまでも経験しているけど、改めてナラティヴ・アプローチの観点から体験してみると、何かが違う。
仲直りすることは、目的ではない。相手のことを好きにはなれないけれど、あなたは、こういうことを考えていることを知る。どう思っているかを安全に話せる、同じ時間それを話せる、それを聞ける。
合意形成するというゴールじゃないゴールがある。それぞれの中に芽生えて来ているこれなら話せそうという、そういうものが生まれて来る話し合いというのもある。ということを知ってもらいたい。
二択じゃない世界観があっていいと思う。

ナラティヴ・セラピーのアプローチ方法で、組織、チーム、グループの問題に向き合う

 事前申込必要、後日視聴?、定員12名

【プレゼンター】 中里高宏(Narrative Kia Ora、ナラティヴ・セラピー実践トレーニングコース(KEA))

【内容】 私は主にグループを支援する仕事をしており「カウンセリング」という場では「ナラティヴ・セラピー」から学んだことを活かすに至っていません。しかし、せっかく学んだ「ナラティヴ・セラピー」でどの様なことができるのか、どの様な場で活用することができるのかについて「日常での実践」を意識し、考えてきました。

ニュージーランドのカウンセラー、ドナルド・マクミナミンさんは、グループが抱える問題や課題に取り組む際にも「ナラティヴ・セラピー」のアプローチ方法で問題や課題に取り組んでいます。

このワークショップでは、ドナルドさんから教わった「ナラティヴ・セラピー」のアプローチ方法で、組織、チーム、グループが抱える問題や課題にどの様に向き合うことができるについて、当日参加される皆さんと一緒に問題(もしくは課題)に向き合い、どの様なことができるのかについて検討してみたいと思います。

まだ、ナラティヴ・セラピーについて、あまりご存知ない方にも参加いただける様にワークの進行を努めていきたいと思います。皆様の活躍の場にナラティヴ・セラピーのアプローチ方法がどの様に活かすことができるのかの参考になればと思います。

2024年4月21日(日曜日)午前の部

ナラティヴ・スーパービジョン(RC)の可能性を検討する

 事前申込不要、後日視聴可〇、定員なし

【プレゼンター】 国重浩一(ナラティヴ実践協働研究センター)、浅野衣子(キャリア開発サポーターズ)、松本寛子(にいがたナラティヴ研究所)ほか

【内容】 ナラティヴ・セラピーにおいては、スーパービジョンにおいても、対人支援者を認証し、その後取り組み対する可能性を探究することによって、実践を振り返りような取り組みをしています。
NPACCでは、デイヴィッド・パレが提唱している構造を参考にしながら、取り組んできています。ここでは、この構造について概要を説明した後、今すでに取り組んでいるファシリテーターを招いて、この可能性を探っていきます。
日本では、スーパービジョンという名称が教育や指導という側面の色合いを強く含んでいるため、NPACCでは「リフレクシヴ・コンバセーション(RC)」と呼んでいます。これは、「実践を振り返る会話」というような意味です。

自己物語再構成 ライティング法について

 事前申込必要、後日視聴可〇、定員なし

【プレゼンター】 小澤康司(立正大学心理学部、NPO-JCC会長 臨床心理士・公認心理士・キャリコン)

【内容】 「自己物語再構成ライティング法(Self-Narrative Reconstruction Writing Method)」(以下SNRW 法)は、「ナラティブ・セラピー」の重要なアイデアを踏まえて、これまでの自己物語(ドミナント・ストーリー)とは矛盾するユニークな結果を探索し、これまでの自己物語を作りあげていたディスコースを明るみにだすことによって、新たな物語(オルタナティブ・ストーリー)の再構成を行うライティング法です。今回その方法と特徴について報告します。

「コレクティヴ・ナラティヴ」というジャーニー(旅路) 「マラソン・オブ・ライフ」という取り組みを通して(仮題)

 事前申込必要、後日視聴可〇、定員なし

【プレゼンター】 都築慶子(ケイティさん)、佐藤 衛、鈴木剛、荒井康行、鈴木由子、櫻井友美、溝井伸彰、岩本善人(敬称略、順不同)

【内容】 (仮)

「コレクティヴ・ナラティヴ」とは、どのようなものなのでしょうか。

社会から、世界から、追い込まれたひとの物語を集めていきます。
「コミュニュティ・ワーク」「ソーシャル・ワーク」としてのナラティヴということも出来るかもしれません。アウトサイダー・ウィットネス(定義的祝祭)をツールとしても使っていきます。

そこで、大切にされていることは、どんなことなのでしょう。
その取り組みの中で、どのような景色が見えてくるのでしょうか。
そこには、どのような倫理実践があるのでしょう。
世界の中で、日本から、発信できるものは、はたしてあるのでしょうか。

ケイティさんの「マラソン・オブ・ライフ」のメソッドの取り組みを、ともに作成する協働者として集まったメンバーで、この2年間の旅路をお話ししていきます。

具体的には、日本の被ばく二世・三世の平和活動、オーストラリアのアボリジニの方の平和活動もご紹介します。

「コレクティヴ・ナラティヴ」の魅力としては、

・外に開かれているアプローチ
・世界と瞬時に共有できる、交流できる、つながれる。世界のコミュニュティがつながっていく
・協働(コラヴォレィティヴ)がやりやすい。さまざまな世界のコミュニュティの知恵を協働できる
・醍醐味は、ツールの共有。大きなコミュニュティの一員になれる

などと、いえるのかもしれません。

わたしたちの、まだ日本では馴染みのない「コレクティヴ・ナラティヴ」の
2年間の右往左往する旅の景色を、少しお伝えできればと感じています。

その旅は、目的地のない難破船の旅であったような気もしています。
旅は、けして、スムーズなものではなかったのです。。。

あなたは、はたして、どのようなところに運ばれるのでしょうか。

問題にインタビューするワーク(仮)

 事前申込必要、後日視聴不可✖、定員20名

【プレゼンター】 手島由佳、仲代仁子、大河内章子、飯島邦子(実践トレーニングコース KEA生)

【内容】 

人を悩ませているなんらかの問題、その問題は、解決しようとすればするほどその人の中に入り込んで、「問題」としてその地位を築き、領土を確保してしまうことがあります。
このワークではインタビュー形式で「問題さん」と「悩まされている人さん」の役になってもらいそれぞれの言い分を聴いていき、人に内在化されている問題をその人から切り離し、今までの文脈から離れることで、語られてこなかった物語を引き出す入口にたどり着きたいと思っています。

外在化という、よき相棒とともに、「問題さん」を弱らせ、「悩まされている人さん」自身のより生きやすい方向性を探ろうとする試みはうまくいくのでしょうか!

ナラティヴのことはあまりよくわからないという方も、慣れ親しんでいる方も、プレイフルな感覚で楽しく体験していただけるワークとなるよう心がけます。お会いできるのを楽しみにしています。

2024年4月21日(日曜日)午後の部

深刻な問題にこそプレイフルアプローチ(仮題)

 事前申込不要、後日視聴可〇、定員なし

【プレゼンター】 荒井康行、白坂葉子ほか

【内容】 詳細未定

組織にナラティヴの考えを持ち込むってどういう感じ?

 事前申込不要、後日視聴可〇、定員なし

【プレゼンター】 佐藤 衛(ファシリテーター、コーチ)、飯島 邦子(ファシリテーター、カウンセラー、実践トレーニングコースKEA生)

【内容】 人がよりイキイキと働き、組織としての可能性をより拡げていくために、ナラティヴ・アプローチの考えを応用する可能性について、探究していきたいと思います

具体的には、社会構成主義をベースとする組織開発の一つの手法であるアプリシエイティヴ・インクワイアリーの考えを紹介し、そこにナラティヴ・セラピーの考え方をとり入れることで、より働く人の気持ちや言葉を大切にして、より実効性の高いものにできないか、考えてみます。

さらに、その流れを広義のファシリテーションから紐解き、集団に対するナラティヴ・アプローチの概念を広げてみることにチャレンジしたいと思います。

この時間で紹介する考えは、方法論として固まったものではなく、実践経験から生み出されたアイディア段階のものだったり、試行段階のものを含みます。参加の皆さんとの対話を通じて、さらに新しいアイディアが生まれたり、より実効性のある方法が生み出されるといいなと思います。

ナラティヴ・セラピーの初歩的な知識(外在化、ユニーク・アウトカム、再著述、リフレクティング、アウトサイダー・ウィットネスなど)をお持ちの方で、それを組織に活かすことに興味がある方、このテーマについて一緒に考えてみたい方におすすめいたします。

「いじめ・暴力に向き合う学校づくり」の上演をみて対話してみる

 事前申込不要、後日視聴可〇、定員なし

【プレゼンター】 真弓悦子(MYキャリア)、岩本善人(ナラティヴ・カウンセリング・「スペース」)
吉田成雄(ナラティヴ・カウンセリング・「スペース」)

【内容】 

「いじめ・暴力に向き合う学校づくり」は、ナラティヴによる仲裁という考えにより学校現場の対立解決に応用した実践例について書かれています。著者は、「こうした対立への対処法を生徒が学ぶことは、民主主義社会において、社会の一市民となる備えをすることだ」と考えています。
「学校という場所は、どうしたら他の人とうまくやっていけるか、どうしたら自分のしたいことを公共の福祉との間で調整していける、そしてどうしたら排除でなく包摂する形で他者との違いを扱っていけるか、そうしたことを子どもたちが学んでいくべきところでもある。」
とも述べています。
こうした対立への対処法は子どもたちだけでなく、私たち大人も学んでいくべきものなのではないでしょうか。
この会では、著者の実践例の逐語をもとにした上演から、
私たちの現場へ、どのように活かしていけるかを対話していきます。

いじめ・暴力に向き合う学校づくり: 対立を修復し、学びに変えるナラティブ・アプローチ
ジョン ウィンズレイド (著), マイケル ウィリアムズ (著), John Winslade (原名), Michael Williams (原名), 綾城 初穂 (翻訳)
新曜社 (2016/10/1)
第4章メディエーションの上演をみて、シーンごとにグループで対話します。
上演形式のため、セリフにアレンジしています。