
対話をめぐるリフレクション(GW特別企画)
2025-02-22
ニュージーランドで感じ、学ぶナラティヴ・セラピー・ワークショップ 2025年8月(Final)
2025-02-28翻訳出版記念:深刻な問題にこそ遊び心を!子どもと家族と一緒に取り組むプレイフル・アプローチを次の日程で実施しました。
2025年2月9日(日)9時半~16時半
参加者からアンケートへの回答を頂戴いたしましたので、掲載いたします。
掲載するのは、質問①「今回のワークショップに参加しての感想、考えたこと、これから取り組んで見ようと思ったことなどを教えてください」において、「ワークショップ参加者に共有し、NPACCのホームページにも掲載していい」ものだけとなります。
参加者からの感想は、主催者や講師にとっても参考になるだけでなく、同じプログラムに参加した人にとっても参考になるものだと考えております。また、せっかく書いてもらったアンケートを主催者側だけに留めておくのももったいないと思っていますので、このように共有しています。みなさんの参考になりましたら、うれしい限りです。
なお、本イベントの詳細については、次のリンクからご覧ください。https://npacc.jp/2024/4088/
1 | とても素敵な本の出版記念イベントに参加できてよかったです。自分の生活や、仕事の中で、プレイフルについて実践できる部分を考えていきたいと思いました。 |
2 | 問題に取り込まれた個人のエージェンシーを取り戻すことは言うまでもなく、その個人を支える周りの人へのケアすることの大切さも、改めて気付かされた気がします。 どうしてもクライエントに集中しがちな意識を、その人を支援した家族にも、もっと意識を向けることにも取り組んでいきたいと思います。 |
3 | 多くのことを考えた1日でした。大人が寄り添うのではなく一緒に解決していくのだ、子どもを中心に置いて家族や支援者が取り囲むという構図ではないのだ…ということにハッとしました。根底から考え直す必要性を感じました。午前中は、笑いながら大事な視点を得ることができました。午後は、ソウルボーイの内容を聴きながら感動して、このように一人一人を認めて、なおかつ現実的な解決策を探っていくセラピーをしていきたいと心から思いました。心が熱くなりました。(参加された方々を含む)みなさんの話から気付きを得て深められたこともありがたかったです。最後の横山さんやコウさんのお話をお聞きして、全部読みたいと思いました。参加させていただき、ありがとうございました。 |
4 | プレイフルとはどういうことなのか、その難しさも含めて改めて感じることが出来たイベントでした。そして難しいからこそ意識し続けることの大切さを教えてくれた時間でした。ナラティヴという姿勢・哲学は、確かに簡単なものではないと思うのですが、難しいからと現実と分けてしまうことなく、愚直に実践することを通してでしか、その姿勢を肌身として染み込ませることは出来ないのだということ。そしてその肌身感があるからこそ、現実の難しさにもしなやかに折り合いをつけていきやすくなるのかもしれない。そんなことを受け取りました。イネイブラーという言葉が耳に残りましたが、組織におけるマネジメントの役割もその可能性があり、いかに孤・個に落とし込まず、”一緒に”その問題に取り組めるようにすること、そのことが支援者を含めた人々の動きに余白を生み出すのだ、ということをしっかりと持ち続けていきたいと思います。あらやすさんに習って、私なりに現場でやってみることをこれからも実践していきたいと思わせていただきました。ありがとうございました。 |
5 | 出版記念イベントでしたが、あらやすさん、綾城さんのライフヒストリーや子ども時代のエピソードを聴かせて頂き、自分が子どもの頃に居た大人のこと、今大人として子どもとどう関わるのか、考える機会を頂きました。ラーメン屋の亭主のような大人に憧れます。 午後は本の事例である「ソウルボーイ」と克貴さんのお話を伺いながら、カウンセラーとしてどのような立ち位置で子どもや家族と関わるのか、そのコミュニティが持つ歴史や文化的な背景に思いを馳せる大切さについて考えていました。私にとってまだまだ難しい試みなのですが、今回のWSで勇気をもらえましたし、そこで葛藤しながら取り組むのだということ、そしてこれからも本の子どもたちから学ばせてもらおうと思いました。 翻訳して出版して下さいまして、本当にありがとうございました。 |
6 | あらやすがニュージーランドワークショップからこの本への関心を持ち続け、翻訳までたどり着いたことに感銘を受けました。「ナラティヴ・セラピーの理論と技術を肌身に感じながら学ぶ」という言葉がとても印象的でした。「肌身」というところが特にあらやすの思いを映し出しているようで、「頭でっかちではない、心も身体も全部で感じる」ことを大切にしているのだと受け取りました。人びとと協働しながら取り組んでいこうとしている姿勢はまさに実践家としてのあらやすの存在感をしっかり感じることができました。 |
7 | あらやすさんの色々な取り組みの話をきいて、自分ももっと視野を広げ、社会正義の観点からの活動を少しずつ広げていきたいと思いました。様々な方々が登場し、一冊の本をめぐって豊かな世界が展開してゆきました。 |
8 | 3つあります。言葉の表現に乏しいところはお許しください。 1つめは事例のp.8、要約したくなったジェニーの、①トニーが自分のことを本当に悪い人間だと思っているのではないか②トニーが悪い行動をしていることに気づいているかどうかということではなく③彼が悪い人間になっていることを心配している、この三方向性を自分もあらわせていくことに取り組んでいきます。 2つめはこの事例では文化的背景や歴史的背景など、感じやすいところもすこしはあったかと思っています。自分の目の前の人が、そうであるかというと、わからないところ、知りえないところがたくさん、それこそ奥深くまで、そして果てしなくもある。それを感じる力を蓄えていきたいと思いました。 3つめは、逐語について、なかなか素直に読めていけないところを、すこし頑張って、読んで、思考したりをやってみようと思った次第です。 ルームの、ご一緒した皆さまとの時間に感謝を申し上げます。 |
9 | 企業内で大人を相手していますが「遊び心」を入れてみたいと思います。 |
10 | あらやすさんの温かい思いがよく伝わってきました。また、「寄り添うのでなく、一緒に。」自分は大人としてどうしていいか分かりませんが、これから考えていきたいと思います。ありがとうございました。 |
11 | イベントに申し込んだときには、本の内容や翻訳の裏話が伺うのかなと思っていたのですが、一日が終わる頃には全く思いもよらない方向に運ばれていました。 本が纏っている訳者の思いが心に響きました。またプレゼンターのお話や朗読劇から、自分が子供だったころの大人との関わりが思い出されたり、朗読劇を聞いていくうちに私たちの日常生活を取り巻くさまざまな社会文化についても考えさせられました。 「プレイフル・アプローチ」の「プレイフル」には単なる「遊び心」という意味以上のものが含まれていることをイベントを通して知りました。この本を読み進めながら「プレイフル」を探求し、実践に繋げたいと感じました。 |
12 | 最初にあらやすさんのお話を聞いていて、イネイブラーの話のあたりからなぜだか涙がこぼれてしまいました。なんでかわかりませんが、心のつっかえをどかしてもらったような感じだったからでしょうか。ありがとうございました。 参加して思ったことを書きます。 プレイフルに取り組むからって、へらへらしてるわけじゃない、真剣なんですよね。難かしい問題に取り組むときには眉間に皺もよりがちですけれども、真剣なプレイフルはやっぱりありですね。しんどい物語に向き合わねばならない時に、難かしい顔ばかりしていなきゃいけない訳じゃない。少しでも心地よくいられることは大事にしたいです。 真剣なプレイフル。この二つの隙間をケラケラっと吹き抜ける風が問題をうまいぐあいに弱らせて、笑顔を引き寄せてくるといいなあと思ったし、願っています。ありがとうございました。 |