ファンドレイジング・イベント&ナラティヴ・コミュニティの集い

ナラティヴ・カーニバル 2025


Narrative Carnival 2025

【イベントの趣旨】

 

 人生に生じた苦悩や問題のために、カウンセリングを受けることが、大切な時があります。しかし、カウンセリングを受けるための公的な支援政策が不十分なので、金銭にも苦しい状況にあると、その必要なカウンセリングを受けることができません。そのような状況にある人は、数多くいると見積もっています。

 そのような人々にカウンセリングなどの支援を届けたいと考えています。このファンドレイジングイベント(活動資金を集めるための企画)において、ワークショップやセミナー、活動報告、実践報告を提供し、このイベントから得られた収益を、無料のカウンセリングなどを提供するために利用いたします。

 2021年、2022年、2024年で実施した「ナラティヴ・カーニバル」の活動資金によって、NPACCでは、すでに無料カウンセリングを提供する「あまやどりプロジェクト」(https://npacc.jp/amayadori/)を実施しています。今回の資金も「あまやどりプロジェクト」のために活用します。またこれ以外にも、支援を必要とする人のための事業が思いつくのであれば、活用していきます。

 このイベントは、趣旨に賛同する団体が主催し、講師または実行委員となってくれるボランティアなどのさまざまな人たちから協力をもらいながら実施していきます。参加費に関しても、いくつかの段階を設け、払いたいだけ払ってもらうようにします。参加費を払うことを通じて、無料カウンセリングへの募金をするというふうに思っていただけたらと考えています。本イベントの収支、および、このイベントで得られたファンドによるカウンセリングの概要は、イベント参加者およびファンドへの寄付者に報告いたします。

 なお「ナラティヴ・カーニバル」は、ファンドレイジングとしてだけでなく、「ナラティヴ・コミュニティの集い」としても開催しています。ナラティヴ・アプローチが少しずつ広がりつつある中で、さまざまなところで取り組みがなされてるようになってきています。そのような取り組みを発表することによって自分たちの活動を振り返ると共に、そのような取り組みを聞くことによって活力をもらうことができるのではないかと考えています。ナラティヴ・アプローチに取り組む人たちのつながりが広がったり、豊かになることを願ってのことです。

 今回もプログラムを出してくれる方を公募いたします。今までの取り組みなどについて発表したい方は、次のフォームから申し込んでください。なお、発表する内容についての注意は、このフォームに明記してありますので、しっかりとお読みください。
発表申込フォーム:https://forms.gle/AVmYxzVPNYmowSsM8

【スケジュール、参加費など】

 

イベント: ファンドレイジング・イベント&ナラティヴ・コミュニティの集い「ナラティヴ・カーニバル 2025」

開催日: 2025年6月7日(土)~6月8日(日)

開催方法: ZOOMによるオンライン配信

寄付金: 参加者が参加金額を選択できるシステム。3000円、8000円、12000円、2万円から選ぶことができます。なお、参加費の違いによって、イベントの参加条件が変わることはありません。

当日参加について:当日参加できない場合でも、後日動画を視聴できますので(一部のプログラムは除く)、ナラティヴ・カーニバルのチケットは購入して頂けます。

各プログラムへの申込み: 人数制限を設けているプログラムへの申込み方法は、本イベントに申し込んだ人にご連絡いたします。別のPeatixの申込みサイトを準備して、そこから申し込んでもらうことにする予定です。なお、個別のプログラムへの参加費は別途必要ありません。

申込先: https://narrativecarnival2025.peatix.com

問合せ先: ナラティヴ実践協働研究センター( narrative@npacc.jp )

【寄付について】

 

本ファンドレイジングイベントの趣旨にご賛同いただき、イベントとは別にご寄付いただけたら、大変ありがたいと思います。その際には、以下の口座にお振込みいただきたく、お願いいたします。

なお、振り込んでいただいた場合には、ご本人を確認させていただくために、ご本人のお名前とご連絡先の電話番号、そしてメールアドレスを、narrative@npacc.jpまでお知らせいただくようお願いいたします。

寄付振込先

【楽天銀行】

 第一営業支店 支店番号 251
 普通預金 7834885
 口座名義 一般社団法人 ナラティヴ実践協働研究センター

【郵便局】

 記号 10120 番号 93359251
 名前 シヤ)ナラティヴジッセンキョウドウケンキュウセンター

<他金融機関から振り込む場合>
 店名 〇一八(読み ゼロイチハチ) 店番 108 普通預金 9335925

あまやどりプロジェクト無料カウンセリング

あまやどりプロジェクト

 コミュニティによって支えられる無料カウンセリング

 

本プロジェクトの詳細は次のページをごらんください。

https://npacc.jp/amayadori/

本プロジェクトでカウンセリングを受けた方からの感想も届いています。次のページでご覧ください。

https://npacc.jp/amayadori/letters/

「ナラティヴ・カーニバル」プログラム

 

※ まだ内容が確定していないプログラムがあります。
※ プログラムの募集ですが、プログラムの枠が埋まったため、募集を中止しました。

2025年6月7日(土曜日)

カーニバル広場

事前申込不要

メインホール 1

事前申込不要

ホール 2

事前申込が必要

ホール 3

事前申込が必要

ホール 4

事前申込が必要

ホール 5

事前申込が必要

カーニバル広場

オープニング&ガイダンス (9:15-10:00)

申込不要 後日視聴◯ 

カーニバル広場

プログラム 1-1 (10:00-12:00)

申込不要 後日視聴(未定) 定員なし

臨床家のリフレクション(藤田悠紀子さん編)

藤田悠紀子、国重浩一、松本寛子

プログラム 1-2 (10:00-12:00)

申込必要 後日視聴 ✖ 定員なし

話し手とふりかえるオープンダイアローグ 〜リフレクティングの練習の仕方について〜

オープンダイアローグ ・アプローチ研究会FLAT

プログラム 1-3 (10:00-12:30)

申込必要 後日視聴 ✖ 定員なし

劇団CNP第2 回公演「ルワンダ パンデミックにおけるロックダウン中の希望とローカルな知識の放送」

劇団CNP〈松岡佐知、佐藤衛、最首克也〉

プログラム 1-4 (10:00-12:30)

申込不要 後日視聴 ✖ 定員なし

日精研動画カーニバル

(株)日本・精神技術研究所

プログラム 1-5 (10:00-12:30)

申込必要 後日視聴 ◯ 定員なし

まるごと性別解体ショー2025

佐倉智美(作家、NPO法人SEAN理事、甲南大学非常勤講師)

カーニバル広場

プログラム 2-1 (13:30-16:30)

申込不要 後日視聴(未定) 定員なし

今改めて考える対話の可能性〜武器を取った若者たちから学んだこと〜

山﨑琢磨(アクセプト・インターナショナル)、横山克貴

プログラム 2-2 (13:30-15:30)

申込必要 後日視聴 ◯ 定員なし

発達特性を持つ人に対話がなぜ有効か

とらっち(ヴィータ理事長、一社)FLAT代表理事、久保田晃祥)

プログラム 2-3 (13:30-16:00)

申込必要 後日視聴 ◯ 定員なし

もしもマイケル・ホワイトが大阪のおっちゃんだったら?! ~マイケル逐語録 大阪弁上演会~

松村倫子、野村涼子、鈴木玲子、田村知佳子、奥野由美子(ナラティヴ実践トレーニングコースKAKA)

プログラム 2-4 (13:30-17:00)

申込必要 後日視聴  定員なし

組織で対話をはじめるファシリテーターの奮闘物語

佐藤 衛(ファシリテーター、コーチ、独立学習者)、飯島 邦子(ファシリテーター、実践トレーニングコースKEA生)

プログラム 2-5 (13:30-16:00)

申込必要 後日視聴(未定) 定員なし

ふだん遣いのナラティヴ・セラピーの探求

箱崎琢朗(ナラティヴのわ)

2025年6月8日(日曜日)

カーニバル広場

事前申込不要

メインホール 1

事前申込不要

ホール 2

事前申込が必要

ホール 3

事前申込が必要

ホール 4

事前申込が必要

ホール 5

事前申込が必要

カーニバル広場

ガイダンス (9:30-10:00)

カーニバル広場

プログラム 3-1 (10:00-12:30)

申込不要 後日視聴 ◯ 定員なし

フーコーを読んでみたい

横山克貴

プログラム 3-2 (10:00-12:00)

申込必要 後日視聴(未定) 定員なし

"協働のためのアサーション"にちょっとだけ触れてみるツアー

一般社団法人日本アサーション協会

プログラム 3-3 (10:00-12:00)

申込必要 後日視聴(未定) 定員なし

レジェンドらが読んだかもしれないクラシックな本

荒井康行(WRAPファシリテータ、精神保健福祉士、社会福祉士)

プログラム 3-4 (10:00-12:00)

申込必要 後日視聴(未定) 定員20名程度

日本文化を考え、自分の信念・価値観をアップデートしてみる

小倉泰憲(キャリアコンサルタント、カウンセリング心理士〔日本カウンセリング学会〕、山形大学所属)

プログラム 3-5 (10:00-12:30)

申込不要 後日視聴(未定) 定員なし

能登半島地震・豪雨の緊急支援活動

小林美穂子、齋藤友美子、藤森圭子、松村倫子(あいうえお順)
ファシリテーター:国重浩一

カーニバル広場

プログラム 4-1 (13:30-15:30)

申込不要 後日視聴 ◯ 定員なし

希少・遺伝性疾患を抱える人へのナラティヴ・アプローチ:海外の実践から日本での可能性について考える


新里早紀(鳥取大学医学部医学教育学講座医学教育学分野)、国重浩一

プログラム 4-2 (13:30-17:00)

申込必要 後日視聴(未定) 定員なし

音楽療法を通して出会った経験

青木久美、横山克貴

プログラム 4-3 (13:30-16:00)

申込必要 後日視聴 ✖ 定員20名

ワーク「擬人化した問題さんにインタビュー シーズン2」

手島由佳、仲代仁子、大河内章子、飯島邦子(実践トレーニングコース KEA生)

プログラム 4-4 (13:30-16:00)

申込必要 後日視聴(未定) 定員なし

ボランティア体験を振り返る大学生のグループスーパービジョン RCを踏まえて

荒井康行(WRAPファシリテータ、精神保健福祉士、社会福祉士)

プログラム 4-5 (13:30-16:00)

申込必要 後日視聴 ✖ 定員15名

認証プラクティス

じんせいたいせつきかく〈江剌香奈、永田有紀、白坂葉子〉

17:30~18:30

クロージング

各プログラムの紹介

申し込みのあったプログラムと検討中のプログラムを紹介します。

2025年6月7日(土曜日)午前の部

臨床家のリフレクション(藤田悠紀子さん編)

 事前申込不要、後日視聴(未定)、定員なし

【プレゼンター】 藤田悠紀子(臨床心理士)、国重浩一(臨床心理士、NPACC所属)、松本寛子(臨床心理士・公認心理師、にいがたナラティヴ研究所)

【内容】 日本に臨床心理士という資格が生まれる前、心理士の地位が確立される前から、心理臨床家として実践を積んできた女性カウンセラーがいます。心理臨床の業務に就きながら、人の苦悩に寄り添ってきた藤田悠紀子さんを招いて、これまでの経験や取り組んできたこと、考えてきたことを語ってもらいます。今回は講義という形式ではなく、国重浩一と松本寛子がインタビュアーとなり、藤田さんに語ってもらいます。このことによって、過去の流れの中から見えてくる日本の対人支援のあり方の現地点を確認し、今後のことについても考えていく機会になればと思っています。

話し手とふりかえるオープンダイアローグ 〜リフレクティングの練習の仕方について〜

 事前申込必要、後日視聴 ✖、定員なし

【プレゼンター】 オープンダイアローグ ・アプローチ研究会FLAT(西岡望、久保田晃祥)

【内容】 FLATでは昨年度のリフレクティング講座で、オープンダイアローグ のリフレクティングで話されたことを「話し手とふりかえる」ことを大事にした、オープンダイアローグ の練習をやり始めました。短めの演習となっていますので、皆さんにぜひ「話し手とふりかえるオープンダイアローグ 」を体験してもらえたらと思っています。

劇団CNP第2回公演 「ルワンダ パンデミックにおけるロックダウン中の希望とローカルな知識の放送」

 事前申込必要、後日視聴 ✖、定員なし

【プレゼンター】 劇団CNP〈松岡佐知、佐藤衛、最首克也〉

【内容】 

私たちは、2024年のナラティヴ・カーニバルで初めて「コレクティブ・ナラティヴ・プラクティス」の事例を紹介(上演)しました。

その後、これからの活動について話し合う中で、「劇団CNP」として続けていこう!ということになりました。

そして今年は、第2回公演として、ルワンダの事例を上演します。

上演のあとには、参加してくださったみなさんと感想やコメントをやりとりしながら、「集団的文書」を一緒に作っていく予定です。

事例と実践をつなぐ場として、どなたでも気軽にご参加いただけたらうれしいです。お待ちしています!

日精研動画カーニバル

 事前不要、後日視聴 ✖、定員なし

【プレゼンター】 (株)日本・精神技術研究所

 

【内容】 こんにちは。ナラティヴ・カーニバルに協賛させていただいている(株)日本・精神技術研究所です。私たちは事業の1つとして、カウンセリングや心理臨床に関連した動画配信サービスを行っています。 今回プログラムの1枠をお借りして、日精研で提供している動画の一部を公開します。 プログラム内では動画の一部を視聴しながら、何が印象に残ったか?、動画と自分の繋がり、動画やその内容をどのように活かせるか?など、自由に語り合う予定です。 出入り自由、聞くだけ参加もOK というオープンスペースのイメージです。ぜひふらっとお立ち寄りください!

まるごと性別解体ショー2025

 事前申込必要、後日視聴〇、定員なし

【プレゼンター】 佐倉智美(作家、NPO法人SEAN理事、甲南大学非常勤講師)
佐倉ジェンダー研究所WEBサイト
https://note.com/tomorine3908_nt (2023年8月「令和本館」開設)

【内容】 「人には[性別]というものがあり、すなわちそれは[男]と[女]である」という思い込みを解体して、ひとりひとりもっと気持ちを楽にして健やかに生きるための発想転換のヒントを探る講座。
「LGBT」の説明でよくある[身体の性別][心の性別][性的指向]などもゼンゼンじつは[性別]ではないという視角から、はてさて何がもたらされるでしょうか!?
前回好評だったプログラムの「バージョン2025」です

2025年6月7日(土曜日)午後の部

今改めて考える対話の可能性〜武器を取った若者たちから学んだこと〜

 事前申込必要、後日視聴〇、定員なし

【プレゼンター】 山﨑琢磨(NPO法人アクセプト・インターナショナル コミュニケーション局長)

【内容】 世界中で終わらないテロや紛争を前にして「対話」に対する諦めの雰囲気が漂っているように思います。そんな中、私たちアクセプト・インターナショナルは、アフリカや中東などで武器を取ってしまった若者たちとの直接的な「対話」を軸に、彼らが武器を置いて「平和の担い手」として生きていくことを後押ししてきました。本セッションでは、いわゆるテロリストやギャングなどと呼ばれる人々、すなわち対話ができないとも思われる「圧倒的他者」と向き合う中で学んできたことや私たちの活動内容を共有させていただき、参加者の皆様と「対話の可能性」を改めて考える時間にできたらと思います。

発達特性を持つ人に対話がなぜ有効か

 事前申込必要、後日視聴〇、定員なし

【プレゼンター】 とらっち(ヴィータ理事長、一社)FLAT代表理事、久保田晃祥)

【内容】 NPO法人ヴィータでは4年前からオープンダイアローグの構造での自助会や発達障害当事者などに向けたオープンダイアローグの場を開催しています。最近は、対話の考えを中心にトーキングサークルやボードゲームを取り入れています。
そういった取り組みの中で、私が感じたことや参加して頂いている方の声をお話ししたいと思います。

もしもマイケル・ホワイトが大阪のおっちゃんだったら?! ~マイケル逐語録 大阪弁上演会~

 事前申込必要、後日視聴 ◯、定員なし

【プレゼンター】 松村倫子、野村涼子、鈴木玲子、田村知佳子、奥野由美子(ナラティヴ実践トレーニングコースKAKA)

【内容】 このプログラムのアイデアが生まれるきっかけは、トレーニングコースでの帰り道で交わした同期メンバーでのふとした会話からでした。マイケルの逐語にあこがれながらも「実際は、こういう風に標準語で言葉にせえへんよなぁ。」という違和感がむくっとメンバーの会話に顔をのぞかせたのです。「もし、普段使い慣れている大阪弁での会話やったら?どうなるやろう?」と盛り上がったのでした。

なぜ、翻訳本はすべて標準語なのでしょうか?言葉を大切にするナラティヴ・セラピーだからこそ、自分たちのローカルである大阪弁で上演してみたら何かが変わるのか。いつもとは違う風が通ったりするのか?

そんなことをこのプログラム「もしもマイケル・ホワイトが大阪のおっちゃんだったら?!」で試してみたいと思います。

また、ナラティヴ・セラピーに興味を持たれている方への入り口として、楽しみながら、まずは覗いていただき、触れてもらえるプログラムの一環として少しでも機能できればうれしいです。

当日は参加くださる方にもご自分にとって馴染みのよい言葉や方言でダイアローグを読んでみるという小さいワークの予定があります。ですので、耳だけの参加は極力ご遠慮をお願いできればと思っています。

ぜひ、お気軽に遊びにお越しください。メンバー一同、お待ちしております。

組織で対話をはじめるファシリテーターの奮闘物語

 事前申込必要、後日視聴 ✖、定員なし

【プレゼンター】 佐藤 衛(ファシリテーター、コーチ、独立学習者)、飯島 邦子(ファシリテーター、実践トレーニングコースKEA生)

【内容】 ナラティヴ・アプローチの考えを組織に応用する可能性を探究するシリーズ第二弾。

人々がよりイキイキと働き、組織としての可能性をより拡げていくためにも、ポストモダンな姿勢に基づく対話はとても大切。しかし、そもそもモダニズム優勢なこの世界観の中で、どのようにしてこのオルタナティヴなアプローチを取り入れていくことができるのでしょうか?

今回のテーマは、「組織で対話を始めるファシリテーターの奮闘物語~ヒエラルキーの強い組織の中で対話的な空間と時間を作るには~」です。

現状多くの組織の主流になっているヒエラルキー構造の中で如何にダイアローグ的な空間・時間を創り出すことができるのか・・・リアルな日本の現場での話を交え、二人のファシリテーターが葛藤しながら組織に向き合っている私たちの奮闘ぶりをお話させていただきます。

取組んでいることはまだまだ試行段階であり、確固たる正解があるわけではありませんが、この場を通して皆さんと共に考える機会になれば幸いです。

ふだん遣いのナラティヴ・セラピーの探求

 事前申込必要、後日視聴(未定)、定員なし

【プレゼンター】 箱崎琢朗(キャリコンサルタント、大学キャリア授業非常勤講師、大学生への就活(キャリア)支援のキャリアカウンセラー、NPO法人キャリア形成推進研究所理事、バーマスター)

【内容】 2016年にニュージーランドでワークショップに参加してから虜になり、日常でもナラティヴ・セラピーのエッセンスを使えるように、「みんなで脳に汗かく」実践勉強会を実施しています。そこで出会った方々との交流や、自分が日常でナラティヴのエッセンスを使って、豊かな会話や安心安全を感じられるサードプレイス作り、よりよく人生を生きる実践を行ってきました。ナラティヴは人生をより豊かにしてくれる可能性が思った以上にあると感じています。そうした実践知をお話ししながら、ナラティヴの可能性をより身近なものにしていきませんか?

話を聴くだけではなく、リフレクティングの会話法を使うなどしてインタラクティブに参加者同士で会話をして、楽しくナラティヴの可能性の扉を一緒に開いていきたいです。

2025年6月8日(日曜日)午前の部

フーコーを読んでみたい

 事前申込不要、後日視聴 ◯、定員なし

【プレゼンター】 横山克貴(ナラティヴ実践協働研究センター)

【内容】 ナラティヴ・セラピーの本には様々な思想家や哲学者が登場しますが、その中でもミシェル・フーコーは大きい位置を占める人たちの一人です。発表者(横山)は、個人的にも興味を惹かれ、少しずつミシェル・フーコーの本を読み進めています。フーコーの本は難解で、数も多く、まだまだこの読書の旅の途中ですが、それでも本を読むたびに、その研究や、物事に向き合う姿勢について好奇心を掻き立てられます。
今回は、ナラティヴ・セラピーとフーコーのつながりや、フーコーの魅力について、個人的に感じたり、書き留めたことを紹介したり、ディスカッションできる時間をとりたいと思っています。

"協働のためのアサーション"にちょっとだけ触れてみるツアー

 申込必要、後日視聴(未定)、定員なし

【プレゼンター】 隅谷理子(日本アサーション協会、大正大学所属)、今岡まあみ(日本アサーション協会所属)

【内容】 

レジェンドらが読んだかもしれないクラシックな本

 申込必要、後日視聴(未定)、定員なし

【プレゼンター】 荒井康行(WRAPファシリテータ、精神保健福祉士、社会福祉士)

【内容】 効能:マルティン•ブーバー『我と汝』を紹介してみます。ニッチな本かもしれませんが、ナラティヴ・セラピストが読むと効くかもしれません。読んでみたいと思ってから買って欲しいです。そうしないとツンドクという毒に当たるかもしれません😅

日本文化を考え、自分の信念・価値観をアップデートしてみる

 事前申込必要、後日視聴(未定)、定員20名程度

【プレゼンター】 小倉泰憲(キャリアコンサルタント、カウンセリング心理士〔日本カウンセリング学会〕、山形大学所属)

【内容】 日本文化は私たち一人ひとりの信念・価値観に大きな影響を与えています。たとえば、「人に迷惑をかけてはいけない」とか「目上の人に逆らってはいけない」など、様々な「あたりまえ」があります。その中には、多くの人に強く信じられ、固定観念として受け取られやすいものがあります。様々な文化的背景を持つ人を支援する場合、支援者自身の信念・価値観の振り返りは意味があるはずです。本プログラムでは、固定観念を見つけ出し、多様な視点を取り入れることに挑戦したいと思います。そして、これが信念や価値観のアップデートにつながるかどうかを探求してみます。進行は短いプレゼンテーションと全員でのディスカッションの形式にしたいと思います。ただし、参加人数が多い場合はブレークアウトルームを併用する可能性があります。

能登半島地震・豪雨の緊急支援活動

 事前申込不要、後日視聴(未定)、定員なし

【プレゼンター】 小林美穂子、齋藤友美子、藤森圭子、松村倫子(あいうえお順)
ファシリテーター:国重浩一

【内容】 2024年1月1日の能登半島地震、同年9月の豪雨は、能登半島に大きな被害をもたらしました。さまざまな支援活動がなされていますが、今回は学校で緊急支援活動をした心理士から、現場の状況や、どのような活動をしたのか、そして、その活動からどのようなことを考えたのかを話してもらう機会を設けます。

2025年6月8日(日曜日)午後の部

希少・遺伝性疾患を抱える人へのナラティヴ・アプローチ:海外の実践から日本での可能性について考える

 事前申込不要、後日視聴 ◯ 、定員なし

【プレゼンター】 新里早紀(鳥取大学医学部医学教育学講座医学教育学分野)

【内容】 ここでは、希少・遺伝性疾患を抱える人に対し、海外の医療現場で実践されているナラティヴ・アプローチの事例を紹介します。ナラティヴ・アプローチは、NBM(ナラティヴ・ベイスド・メディスン)やNM(ナラティヴ・メディスン)、CIC(コンバセーション・インバイティング・チェンジ)の枠組みを通じて、日本の医療全体に広がりつつあります。しかし、希少・遺伝性疾患を対象とした報告はまだ限られており、その背景には、遺伝カウンセリング等の現場での時間的制約や、教育機会の不足といった課題が横たわっています。その一方で、それを本当に必要としている人の存在がそこにあり、そして「ケアしたいけど方法がわからない」ともどかしさを感じている遺伝カウンセラーや医師も少なくないのです。ナラティヴ・アプローチは技法だけでなく、相手に敬意を払い非難することのない態度や姿勢を実践者にもたらします。たとえ短時間の小さな実践であっても、その経験が実践者のその後のすべての取り組みを変える可能性を秘めています。そこで、忙しい臨床現場において、海外ではどのようにナラティヴ・アプローチを実践しているのか、そしてその実践は遺伝カウンセリングの領域にどのような示唆を与えているのか、そうした情報を紹介しながら、日本で私たちにできる具体的な一歩を、NPACCと共に、そして参加者の皆さまと共に、考えていきたいと思っています。

音楽療法を通して出会った経験

 事前申込必要、後日視聴(未定) 、定員なし

【プレゼンター】 青木久美、横山克貴

【内容】 青木さんは、長い間、音楽療法の活動をされてきました。以前お話を伺った際、音楽、音を通じての、人々とのコミュニケーションは、いわゆる”言語的”なやり取りとは異なる驚きや発見、可能性、心動かされる瞬間があるように感じられました。そこで、青木さんに、音楽療法や、音楽療法を通じて出会った経験について、お聞きしたいと思います(横山)

ワーク「擬人化した問題さんにインタビュー シーズン2」

 事前申込必要、後日視聴 ✖、定員20名

【プレゼンター】 手島由佳、仲代仁子、大河内章子、飯島邦子(実践トレーニングコース KEA生)

内容】 あの「問題さんにインタビュー」がシーズン2となってカーニバルに帰ってきました!

人が困難な問題に向き合うとき、うまくいかないのは自分のせいだ、あの人が悪いというように問題が人の中に位置づけられてしまうことがあります。 そのことは結局、自分自身や相手に向かっての非難や否定となり、状況はうまくいくどころかネガティブな方向に向かってしまいます。 そんな時「外在化の会話」がとても大切になります。 外在化する会話については、マイケル・ホワイトが外在化を練習するためのワークとして提案してくれていますし、NPACCの国重さんも事例をつけて『ナラティヴ・セラピー・ワークショップ Book Ⅰ』で紹介しています。

このワークは、問題を人から引き離して擬人化し、問題を弱らせる方法をみつける「外在化する会話」を体験していただく企画です。 ご参加の方々には「問題さん」と「悩み人さん」の役になっていただき、インタビュー形式で質問をして、会話の中で「問題さん」を弱らせる方法を探っていきます。 インタビュアーはこのワークの担当者が行いますので質問を考えてくる必要はありません。 ナラティヴは初めてとか馴染みがないという方も、慣れ親しんでいる方も、プレイフルな感覚で楽しく体験していただけるといいなあと思っております。

なお、今回テーマ「シーズン2」ということで、何か変わったのか?と思われるかもしれませんが内容は大きく変わるものではありません。 あなたも私も、前回参加された方も初めての方も、そして主役の問題さんも、この1年と2カ月それぞれの季節を過ごし、様々な思いとともにここにあると思っています。 経験や生きる技術を持ち寄り出会える「シーズン2」を大切にしたいと思い名づけました。 ご参加お待ちしています。

ボランティア体験を振り返る大学生のグループスーパービジョン RCを踏まえて

 事前申込必要、後日視聴(未定)、定員なし

【プレゼンター】 荒井康行(WRAPファシリテータ、精神保健福祉士、社会福祉士)

【内容】 ナラティヴ・アプローチに初めて触れた大学生がOWのワークシートを使い、RCに取り組みました。RCが大学生たちにちょっとした奇跡を呼ぶ!?

認証プラクティス

 事前申込必要、後日視聴 ✖、定員15名

【プレゼンター】 じんせいたいせつきかく〈江剌香奈、永田有紀、白坂葉子〉

【内容】 誰かに「認証される」体験を味わうこと。
誰かを「認証する」ことを練習すること。
そして、自分自身にも「認証」の目を向けることにトライしてみること…。
そんな取り組みを通して、普段の生活にどのような「認証」ができるか、みんなで一緒に考えるワークショップです。
「認証」って何?と思っている方、
いいなと思える自分のこと、大切にしたいこと、希望のあることを見出したいと思っているけれど、そこに難しさを感じている方、
生活の中で大切にしていることを思い出す時間をとってみたい方、
などへ特におすすめです。
ぜひご参加ください。お待ちしています。