
支援者のためのNPACC RC セッション 2026(後期)
2026-07-20レスポンス・ベースト・プラクティス(Response-Based Practice)
ートラウマの「影響」を語る言語から、トラウマ的状況への「応答」を語る言語への転換ー
■ ワークショップの概要
カナダの臨床心理学者・セラピストであるアラン・ウェイドは、暴力・抑圧・逆境に直面した人が、その渦中で示した尊厳ある応答(抵抗)を可視化し、加害者の責任の所在を明確にすることで、被害者の主体性と尊厳を回復するための実践として、「レスポンス・ベースト・プラクティス(RBP)」を提唱しました。
カナダ出身の社会学者アーヴィング・ゴフマンは、精神病院でのフィールドワークを通じ、患者と職員の関係性や、個人のアイデンティティが剥奪されていく構造を分析し、『アサイラム』という書籍にまとめました。
ウェイドは、『アサイラム』から「small acts of living(生きるという小さな行為)」という表現を拾い出し、レスポンス・ベースト・プラクティスにつなげていきます。一方で、マイケル・ホワイトは、同書から『unique outcomes(ユニーク・アウトカム)』を取り上げ、ナラティヴ・セラピーの発展させました。
ウェイドは、暴力・逆境をめぐる臨床的・法的な語りの多くが「影響の言語」に偏っていると指摘し、RBPをその対抗軸としての「応答の言語」として位置づけます。ナラティヴ・セラピーとRBPは、ともにゴフマンの着想を起点としながら、それぞれ異なる角度から「応答の言語」を発展させてきたと言えるでしょう。
本ワークショップでは、暴力・抑圧・逆境に直面した人と取り組む際に、ナラティヴ・セラピーとRBPの視点の違いを検討します。
その上で、ソーシャルジャスティス・アクティビズムの世界とコミュニティワーク・セラピーの世界を橋渡しする仕事をしているアクティビスト/セラピストである、ヴィッキー・レイノルズの取り組みを紹介します。
■ 紹介する論文
- Wade, A. (1997) “Small acts of living: Everyday resistance to violence and other forms of oppression.” Contemporary Family Therapy, 19(1), 23-39.
- Reynolds, V. (2020) “Trauma and resistance: ‘Hang time’ and other innovative responses to oppression, violence and suffering.”
■ ワークショップの詳細
日時:2026年12月27日(日)9:30~16:30
プレゼンター:国重浩一
ファシリテーター:横山克貴、白坂葉子
当日参加チケット、及び録画視聴券:¥8,800(税込)
参加枠:50名ほど
*録画視聴可能期間は、3か月となります。
申込先:https://rbp202612.peatix.com
領収書について:Peatixでは、「インボイス制度に対応した適格請求書の発行」ができるようになりました。詳しくは次のリンクをご覧ください。
https://help-organizer.peatix.com/ja-JP/support/solutions/articles/44002459755-%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%83%9C%E3%82%A4%E3%82%B9%E5%88%B6%E5%BA%A6%E3%81%AB%E5%AF%BE%E5%BF%9C%E3%81%97%E3%81%9F%E9%81%A9%E6%A0%BC%E8%AB%8B%E6%B1%82%E6%9B%B8%E3%81%AE%E7%99%BA%E8%A1%8C%E3%81%AB%E3%81%A4%E3%81%84%E3%81%A6
■ 主催:ナラティヴ実践協働研究センター




