ワークショップ・ビデオアーカイブ
2021-02-15ナラティヴ・セラピー実践トレーニングコースの第1期全過程終了
2021-03-01「カウンセリングの鍵は、会話そのものです」。カウンセリングまたは人とのダイアログに取り組むのであれば、その会話そのものがどのようにやりとりされ、どのように流れていくのか、一つひとつの言葉のやりとりにはどのような意味があるのかを「読む」ことが大切なことになります。
すでにこのことは、『ナラティヴ・セラピーのダイアログ』(国重・横山, 2020)で取り組みましたが、これで終わるような取り組みではないと考えています。つい最近、『ナラティヴ・セラピー・ワークショップ Book Ⅰ』(国重, 2021)が出版されました。この中に、さゆりさんとのダイアログ「オレンジ色に見える世界」を収録しました。
このダイアログにさゆりさん自身のコメントをつけてもらいましたが、『ナラティヴ・セラピーのダイアログ』で取り組んだような「読み」をつけることまではできませんでした。
そこで、このダイアログに対する「読み」を公募し、それをまとめて「えぬぱっく小誌」(電子書籍)として発行したいと考えています。
これは、クライアントの本質を解き明かそうとするような分析でも、アセスメントでもありません。クライアントとカウンセラーの実際の「やりとり」がどのように読めるのかという検討です。ですので、あまりにも病理的な側面に偏ったものや、実際のダイアログから大きく離れ、読み手の想像力だけに頼るものは、受理できないことをまずはお断りしておきます。
さゆりさんとのダイアログ「オレンジ色に見える世界」の「読み」を書きたいと思われる方は、『ナラティヴ・セラピーのダイアログ』の「はじめに」に具体的な指針を載せていますので、まずは参照してみてください。
また、会話を読むという取り組みがどのようなものかについては、同書を読んでもらうことで、少し感じが見えてくるのではないかと思います。
【募集方法】
エントリー方法: 提出希望される場合は、「事前に」提出する予定であることを連絡してください。それほど応募があるとは思いませんが、収録できる数は5本程度ですので、応募数の調整をしたいと考えています。
募集原稿数: 5本程度
期限: 2021年6月30日までに下記メールアドレスにお送りください
ドキュメント形式: マイクロソフト・ワードのファイル形式
文字数: 特に制限を設けませんが、8千字~2万字にまとめてもらえたらと考えています。
連絡先&原稿送付先: ナラティヴ実践協働研究センター narrative@npacc.jp
その他の注意事項
1.さゆりさんとのダイアログ「オレンジ色に見える世界」は、『ナラティヴ・セラピー・ワークショップ Book Ⅰ』に収録されているものを利用してください。
2.解説の文書はそれ自体で読めるように記述してください。ダイアログの番号だけを引用しただけだと、読み手は、いちいちダイアログに戻る必要があります。必要なところだけで十分ですので、検討するダイアログは文書内に含めてください。
3.引用や参考文献を用いる場合には、必ずその文献を明記してください。文献の表記方法は、『ナラティヴ・セラピーのダイアログ』または『ナラティヴ・セラピー・ワークショップ Book Ⅰ』に準じます。
4.提出された原稿は、こちらで確認し、原稿の修正をお願いすることがあります。
5.提出された文書は、ナラティヴ実践協働研究センターのジャーナルである「えぬぱっく小誌」(電子書籍)に掲載します。
6.この文書に対する原稿料は、大変恐縮ですが、お支払いすることができません。該当する「えぬぱっく小誌」をお送りいたします。