
えぬぱっくの本棚(9冊目)『組織の体験学習とAIアプローチ』
2026-02-19
訳者と読むシリーズ1:ナラティヴ・セラピー入門:2026年3-4月(最終期)
2026-02-19えぬぱっくの本棚(10冊目)
耳の調律:ナラティヴ・セラピーのリスニング
Jim Hibel & Marcela Polanco (2010) Tuning the Ear: Listening in Narrative Therapy
■「えぬぱっくの本棚」について
カウンセリングやセラピーに取り組む中では様々な書籍や文献に出会うことになると思います。そうして魅力的な本に出会った時、その本の中身や、そこから着想を得て膨らませたアイデアを、誰かと話したくなった経験は誰にもあるのではないかと思います。NPACCでも、しばしばオフの時間にそうした会話が展開するのですが、この会話をもう少し広げてみることはできないだろうか、と思いました。そこで、その時々に出会い、魅力を感じた書籍や文献をシェアし、興味を持った人たちで会話を広げていくような機会を作ってみたいと考えています。
取り扱う書籍や文献は、NPACCの興味関心上、ナラティヴ・セラピーに関係するものや、近い領域のものになると思いますが、それに限らず大切さや興味深さを感じたものがあれば積極的に取り組んでいきたいと思います。
形としては、プレゼンターが、読んで惹かれた、あるいは発想を膨らませた本の内容をみんなで読んだり、プレゼンターが説明したり、考えたことをシェアしたりしつつ、小グループでのディスカッションなどを通して、参加している人たちで、それを基に会話できる時間を設けていく予定です。
平日夜に2時間半ほどの時間で開催してみようと思っています。連続講座のようなものではありませんので、1回ごとにお申込みいただけます。なお、このイベントの開催は、本との出会い次第ですので不定期になります。
参加したかったけど時間が合わなかったという人のために、その時のプレゼンテーションを録画して、後日視聴もできる形を作っておきたいと思います。
■ 今回扱う書籍・文献
耳の調律:ナラティヴ・セラピーのリスニング
Jim Hibel & Marcela Polanco (2010) Tuning the Ear: Listening in Narrative Therapy
■ 論文の要綱
本論文で著者は、ナラティヴ・アプローチにおけるリスニングに対するメタファーとして、「耳の調律(チューニング)」という言葉を採用する。個人的、理論的、そして政治的意図によって影響を受ける、意図的な行為としてのリスニングが、どのように異なるかついて論じる。中心となる考え方は、「~を聴くこと(listening to)」と、「~を聴こうと耳を澄ますこと(listening for)」の違いを区別することである。これは、セラピストが聴くものと、聴かないものを選択しているのだ、ということを示唆している。意図的なリスニングによって、クライアントとセラピスト双方の人生の様相を反映するような、問題のストーリーによっては予測できない治療的な会話につながるのである、と著者は提唱する。意図的なリスニングのマップとして、「耳の調律マップ(Tuning the Ear Map)」を提示する。このマップは、調律(チューニング)、意図、結果、行動の4つのレベルからなる。ライブ・スーパーヴィジョンのグループにおける会話を抜粋しながら、このマップを解説していく。
■ 論文の入手方法
本論文が収録されている書籍は、次のリンクから入手することができます。
https://nsuworks.nova.edu/cgi/viewcontent.cgi?article=1546&context=shss_facarticles
本論文の邦訳は、えぬぱっく小誌としてまとめています。以下のリンクから購入することができます。なお、本論文の邦訳は、参加申込者に共有いたしますので、このイベントに参加するにあたって購入する必要はありません。
https://npacc.booth.pm/items/2084037
■ プレゼンター(永田有紀さん)からのメッセージ
私は、NPACCのナラティヴ・セラピー実践トレーニングコースの期間に「耳の調律」に出会いました。自分の実践を振り返る方法として、自分の無料トレイニーカウンセリングを耳の調律で振り返りました。その中でどんなことを考えたのかをロングタームアサインメントとして提出しました。
ロングタームアサインメントを今読んでみて思うこと、その後ナラティヴ・アプローチを勉強していく中で考えたこと、私なりの考え、やってみて分かったこと、気づいたことなどをシェアしたいと考えています。
これまでのえぬぱっくの本棚とは雰囲気が違うのではないかと思います。自分一人で読むのが大変な論文を解説したり、考察したりするわけではないです。自分が実践したこと、考えたことををお伝えしたいと思っています。
どうぞよろしくお願いします。
※参加方法および資料の入手方法について:本プログラムに申込完了後、Peatixにログインしていただき、「マイチケット」を選択してください。本イベントのチケットにある「イベントに参加」ボタンを押しますと、参加にあたって必要な情報(ZOOMアドレスと資料のダウンロード先)が表示されます。なお資料は、イベント開催の数日前ぐらいまでにアップする予定です。
■ プログラム
日時:2026年4月27日(月)19:30~22:00
開催形式:オンライン(ZOOM)
今回のプレゼンター:永田有紀(臨床心理士・公認心理師)
ファシリテーター:国重浩一、白坂葉子、横山克貴
当日参加チケット、及び録画視聴券:¥3,850(¥3,500+税)
参加枠:45名ほど
*録画視聴可能期間は、3か月となります。
申込先:https://npaccnohondana202604.peatix.com
領収書について:Peatixでは、「インボイス制度に対応した適格請求書の発行」ができるようになりました。詳しくは次のリンクをご覧ください。https://help-organizer.peatix.com/ja-JP/support/solutions/articles/44002459755-%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%83%9C%E3%82%A4%E3%82%B9%E5%88%B6%E5%BA%A6%E3%81%AB%E5%AF%BE%E5%BF%9C%E3%81%97%E3%81%9F%E9%81%A9%E6%A0%BC%E8%AB%8B%E6%B1%82%E6%9B%B8%E3%81%AE%E7%99%BA%E8%A1%8C%E3%81%AB%E3%81%A4%E3%81%84%E3%81%A6
主催:ナラティヴ実践協働研究センター




