新イベント!:えぬぱっくの本棚(1冊目) 『勇気ある実践―リフレクシヴ・スーパービジョンについての物語たち』

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新イベント!:えぬぱっくの本棚(1冊目)

論文『勇気ある実践―リフレクシヴ・スーパービジョンについての物語たち(Courageous Practice: Tales from Reflexive Supervision)』

・「えぬぱっくの本棚」について
 カウンセリングやセラピーに取り組む中では様々な書籍や文献に出会うことになると思います。そうして魅力的な本に出会った時、その本の中身や、そこから着想を得て膨らませたアイデアを、誰かと話したくなった経験は誰にもあるのではないかと思います。NPACCでも、しばしばオフの時間にそうした会話が展開するのですが、この会話をもう少し広げてみることはできないだろうか、と思いました。そこで、その時々に出会い、魅力を感じた書籍や文献をシェアし、興味を持った人たちで会話を広げていくような機会を作ってみたいと考えています。
 取り扱う書籍や文献は、NPACCの興味関心上、ナラティヴ・セラピーに関係するものや、近い領域のものになると思いますが、それに限らず大切さや興味深さを感じたものがあれば積極的に取り組んでいきたいと思います。

 形としては、プレゼンターが、読んで惹かれた、あるいは発想を膨らませた本の内容を読んだり、それを基に考えたことなどをシェアしたりしつつ、小グループでのディスカッションなどを通して、参加している人たちで、それを基に会話できる時間を設けていく予定です。
 平日夜に2時間半ほどの時間で開催してみようと思っています。連続講座のようなものではありませんので、1回ごとにお申込みいただけます。なお、このイベントの開催は、本との出会い次第ですので不定期になります。
 参加したかったけど時間が合わなかったという人のために、その時のプレゼンテーションを録画して、後日視聴もできる形を作っておきたいと思います。

・今回扱う書籍・文献
『勇気ある実践――リフレクシヴ・スーパービジョンについての物語たち(Courageous Practice: Tales from Reflexive Supervision)』
著者:David Paré, Cristelle Audet, Jackie Bailey, Arcangelo Caputo ,Kevin Hatch, Gina Wong-Wylie,(Canadian Journal of Counselling, 38(2), 118–130.)

 NPACCでは、スーパービジョンのオルタナティヴな形として、リフレクシヴ・カンバセーション(RC:Reflexive Conversation)というものを提案していますが、これは、ナラティヴ・セラピーやポストモダンのセラピーにおいて探究・蓄積されてきたスーパービジョン実践に影響を受けています。この『勇気ある実践(Courageous Practice)』は、その文献の一つで、ナラティヴ・セラピーの実践家でもあるオタワ大学の教員、デヴィッド・パレが、学生たちと共に取り組んだスーパービジョンの実践と考察を論文にしたものです。
 NPACCでは、この論文を日本語に訳したのですが、RCやナラティヴのスーパービジョンについて考えるうえで、大切な内容だなと感じましたので、今回取り上げようと思いました。日本語に訳したものをシェアしますが、当日は内容を読んだり紹介したりしますので、事前に読まなくても参加いただけます。
なお、もとの英語論文はオープンソース化されているようで、ネット上でPDFをダウンロードすることもできます(例えば、以下のサイト)。
https://files.eric.ed.gov/fulltext/EJ719904.pdf

日時:2024年7月5日(金)19:30~22:00
開催形式:オンライン(zoom)
今回のプレゼンター:横山克貴
ファシリテーター:国重浩一、白坂葉子
当日参加チケット、及び録画視聴券:¥3,850(¥3,500+税)
募集人数:40名ほど
*録画視聴可能期間は、録画を共有してから半年ほどとします。

申込先:https://npaccnohondana20240705.peatix.com/view

主催:ナラティヴ実践協働研究センター