ナラティヴ・セラピー・ワークショップ・シリーズ 2022 終了後のアンケート

ナラティヴ・スーパービジョン(RC:リフレクシヴ・コンバセーション)終了後のアンケート
2022-12-12
ニュージーランドで感じ、学ぶナラティヴ・セラピー・ワークショップ 2023
2023-01-09
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ナラティヴ・セラピー・ワークショップ・シリーズ 2022(https://npacc.jp/2021/3290/)ですが、参加後のアンケートに回答していただき、みなさんに共有してよいという許可を頂いたものをまとめましたので、掲載します。参考にしてください。

なお、2023年も実施しますので、興味のある方は次のサイトをご覧ください。

1.本ワークショップに参加しての感想、考えたこと、これから取り組んで見ようと思ったことなどを教えてください。

110回のコースに参加させていただいて印象に残っている点は以下の通りです。
① 大切なのは「技法」ではなく、自分自身の「姿勢」「あり方」
・目の前にいる人の役に立ちたい、笑顔を見たいという気持ちを否定する必要はないが、今ここにいっしょにいることを大切に思い、その人の言葉に意識を集中する
② 自分の聴きたいことしか聴けていないということを自覚する
・そのためにも、OWRチームやRCの機会を設けて自分を知る努力をすることが必要
・OWRチームを体験できたことは、自分の言ってることが他の人にどのように聞こえているのか?他の人の言ってることで、自分に聞こえていないことは何か?を知ることができる驚きと嬉しさを感じた貴重な経験でした
2NPACCの皆さんのファシリテーションのもとで、受講者の皆さんとナラティヴ・セラピーを学ぶことができたこの1年間は、私の人生にとって本当にありがたい時間でした。
ナラティヴ・セラピーを学んだというよりも、骨格も人格のある「ナラティヴ」と出会い、彼と会話を続けてきたことで、自分自身がどうして彼に近づきたかったのかということの理解が進みました。また、このことで、誰にでもある、聴いてもらうことを待っている言葉や、認めてもらえることを心待ちにしているストーリーに耳を澄ませるということに加えて、自らのなかにあるものを、臆さず、ためらいながらでも言葉にすることがいかに大切か、ということにも気づくことができました。
これからの自分の在り方が変わるきっかけになる一年でした。これで終わりではなく、もう少し「ナラティヴ」と仲良くなりたいと思っています。
このような機会を下さった、共に過ごして下さった皆さん、本当にありがとうございました。
310回全て参加出来て良かったと思っております。 毎回事前動画を視聴の上参加しましたが、まだまだ理解が必要だと思いますので、これからもコツコツと学んで行きたいと思っております。
4ナラティヴセラピーのおおよその全体像を知ることができたことと、対人援助の仕事をされている皆さんと知り合い、お話しできる機会を得られたことは、私にとって大きな収穫となりました。ナラティヴセラピーについては、まだ「少しわかった」段階で、「できる」まで行きついていてないと思いますが、今回学んだことは、これからも忘れることなく日々活かしていきたいと思います。また、ナラティヴは単なる技法でなく、「あり方そのもの」が問われるもので、人間性も大きく影響します。相手を心から尊重する姿勢と、物事を多方面からとらえたり、俯瞰したりする心の余裕、そして、言葉の使い手として、感情だけでなく論理性を大切にすること……。全然仕事の中身や役割は違いますが、通訳者として仕事をする時の姿勢に通じるもがあると実感し、どちらの仕事もさらに研鑽を積んでいきたいと思いました。
5ナラティブセラピーの基本を分かりやすく学べてありがたかったです。
6誰も傷つけない対話を通して、人に寄り添っていくことの難しさを改めて感じるとともに、優しさを感じることができた。特に、ワークや話し合いで、自分の感じたこと、考えたことを受け入れてくれるメンバーの存在は大きかった。
「人が問題ではなく、問題が問題である」ことは頭でわかっていても原因探しを始めてしまう自分がいる。その思考と原因探しに流されてしまうまいとする思いのはざまで、対話を組み立てるのは今の私には難しい。自分の現在地を受け入れ、学びとトレーニングを続けていきたいと思う。
7このワークショップに参加させて頂いたことで、とても深く「心の仕組み」を知れたような気がします。微細なことでも相手の尊厳を護り、誠実さを持って接することを心がけていこうと思います。また自分の内面にも多くの発見がありました。NPACCと出会えたことは私の人生の財産になると思います。(大袈裟ではなく) なんども感動しました。