「ナラティヴ・セラピー・ワークショップ・シリーズ 2021」参加者からのフィードバック

リスニング実践トレーニングコース(休日昼開催コース)(第6期)
2021-12-25
「秘密いじめ対策隊」ワークショップ
2022-01-18
リスニング実践トレーニングコース(休日昼開催コース)(第6期)
2021-12-25
「秘密いじめ対策隊」ワークショップ
2022-01-18

以下の文章は、NPACC主催「ナラティヴ・セラピー・ワークショップ・シリーズ 2021」に参加していただいた方からのものです。

なお、2022年は、ビデオ講義を利用した「ナラティヴ・セラピー・ワークショップ・シリーズ2022」を開催する予定です。

数年来、NPACC開催のセミナーやワークショップにはできる限り参加させて頂いてきました。2021年のワークショップシリーズは、こうさん、かつきさん、ようこさんの、もうこれでいいと同じところにとどまるのではなく、もっとどうすれば受講者の学びを豊かなものにすることができるかという絶えざる努力が結実したひとつのかたちではないかと感じました。新しいナラティヴビギナーを惹きつけつつも、学びを続けている常連さんたちを楽しませることは容易ではなかったと想像しています。今後もどのようなイベントを開催されるか楽しみに、勉強を続けさせていただきます。ありがとうございました。
第12回スーパービジョンに参加しました。スーパーバイザーに依存することなく、支えを得られるようなスーパービジョンが、可能であると思えました。バイザー、バイジー間の関係だけでないと、視点が広がりました。また、カウンセラーが横につながる、連帯することの大切さを学びました。少しずつ、できることを増やしたいです。ありがとうございました。
全体として、ナラティブセラピーの魅力や、その考え方がしっかりと伝わってくる内容で、魅力にすっかりと魅せられました。「人の問題ではない。問題が問題である」という言葉をはじめは、ぼんやりとしかし、最終回には、ディスコースが大きな問題を生み出していることを実感することが出来ました。外在化する会話法や、その会話を使い、問題をその方本人と切り離し、そこにある支配的なストーリーから、少しずつ丁寧に、オルタナティブストーリーへを引きだし、そこに力を添えていく方法は、本当に素晴らしいものでした。毎回参加させていただくにつれて、自分の中で少しずつ何かが変わってくるということもあり、最後まで楽しみに参加させていただきました。
今からおよそ20年前に初めてナラティブという言葉を知りました。その時はたくさんある科目の中の数ページの項目で、出てくる単語の説明が理解できず、うまく捉えられませんでした。よくわからないものという箱に入れていましたが、ずっと気になっていました。今回コロナのお陰で、KouさんやNPACCの皆さんにお会いでき、オンラインということで、シリーズで勉強することができました。あのときの、あの単語はこういう意味だったのかと理解することもでき、ナラティブセラピーにとても興味を持ちました。ニュージーランドにも行きたいなぁと思いました。全国各地から参加されている方達のお話を聞いたり、話をすることで気づくことや納得することもあり、とてもいい時間でした。まだまだ頭に入りきっていないので、これからも深めていきたいと思います。ありがとうございました。
これまでは単独テーマのワークショップに参加してきました。今回はシリーズとして、学ことが出来、これまで「点」であったものが、少しは「線」や「面」で理解できたような気がします。また一貫して流れているナラティヴの哲学やありようがシリーズを通して感じ取れ、自分の中にも少しは沁みてきたように思います。1回ずつのワークショップのはじめと中ほどと終わりに小グループで対話することで、学びに様々な視点が加わるのを感じました。毎月の学びがいったんは終わるので、どことなく寂しい感じもしますが、これからも学び続け、対話し続け、実践し続け、振り帰り続けていきたいと思っています。
今回も関心があるテーマで楽しめました。個人的にスーパービジョンを受けたり、事例検討会を受けたりしてますがスーパーバイジーのケアという観点はとても大切だと感じていたところに今回のテーマだったのでドンピシャです!
特にRCというアプローチはもっと深く学びたいと感じました。
・ナラティヴ・セラピーは単なる技法ではない、ということを繰り返しお話されていたことが印象に残っています。ナラティヴ・セラピーでは、カウンセリング、そしてスーパービジョンでもあっても、ケアの精神のもと相手に敬意と好奇心と希望を持って接する姿勢が大切だということを学びました。
・バックグラウンドが異なる様々な人と毎回小グループになって講義の内容に語り合う場からも、難解なナラティヴ・セラピーを理解するためのヒントを沢山得ることができました。
・奥が深く、一度聞いただけでは消化しきれない内容ですので、これからも引き続き学び続けていきたいと思いました。
1年間ありがとうございました。過去に聴いたことがあるテーマであっても、スルメのようにじわりじわりと味わい深い発見があるので、毎回がとても有意義でした。
特に、最終回のスーパービジョンでは、このワークショップシリーズの学びを通して私は自分の日頃のファシリテーターとしてのあり方をスーパービジョンしてもらっていたのだ、という気づきに至りました。ナラティヴと出会ってまだ3年ではありますが、自分の中のコアなところにナラティヴの存在がどんどん膨らんていることを感じています。引き続き学び続けていきたいと思っています。
カウンセリングにおいて深みが増したように思います。翻訳ちょうの所はもう少しゆっくり読んで欲しい。理解するのに時間がかかります。
ナラティヴ・セラピーの基本を学べる貴重なワークショップでした。ワークショップはディスカッションやデモンストレーションなど双方向の学びとなっており、学ぶ者同士がお互いを尊重する雰囲気があります。ワークショップ自体にナラティヴ・セラピーの理念が体現されていると感じました。居心地がとても良かったです。
SVをカウンセラーに対するカウンセリングの場と考えるというのが腑に落ちた。
以下の実践地図Map2のアナロジーで理解した。
・行為の風景:スーパーバイザー(以下「ザー」)がスーパーバイジー(以下「ジー」)にインタヴューしてクライアントとのカウンセリングについて聞く
・認証するステップは、意味の風景、ジーのアイデンティティ、行為主体性が認証されることで、可能性を探索が可能になる。
・可能性の探索は、ユニークアウトカムを仮定法で表現することに似ている。

SVをナラティヴ・セラピーの場と考えると、ザーが、自己有能感を示すためにSVを行うことはなくなる。

ただし、SVはジーのためのセラピーの場としてだけ行われるのではない。
SVは他の社会的文脈のニーズ(もしかしたらディスコースでしかない)に応えるために実施される。
だから、ザーもジーも政治活動であると意識することによって、
最初にSVの場を取り巻く社会的文脈の影響を相対化しておくことが必要なのだと思う。
ここがMap1として機能することにより、SVの場がMap2になり得ると思う。
ディスカッションの中で話題となった「政治」と言う言葉はそのように、私は理解した。
参加できる月で、申込ができる回に参加してきました。どの回もレクチャーとディスカッションを織り交ぜていただいたので、とても時間が早く過ぎました。初心者でも受け入れてもらっている感覚は安心できましたし、そのような気遣いもできる人たちが集っていた講座であり、ここにもナラティヴの姿勢が流れている場でした。
ナラティヴ・セラピーのワークショップでは、ナラティヴ・セラピーのトピックを学ぶことができましたが、実践へはまだまだ遠い道のりだなーと感じています。
しかし、私自身の相談の現場において、相談者が「私と異なった考えがあること・思っていること・感じていること」については、以前よりは、そのままで受け取れるようになったように感じています。
また、コラボレィティヴ・チームにおけるリフレクティングには、とても関心があります。
第9回の「ナラティヴ・セラピーの質問術」でのワーク「コラボレィティヴ・チームによるダブルリスニング」では、とても感動をしました。それは、幼馴染とのかかわりで、これまでその幼馴染に対して思ってもみなかったことをリフティングの場で言葉にしてもらったことで、何かしらじわっとするものを感じて、その幼馴染に対するちょっとした気持ちの変化があるように感じました。
そして、この「コラボレィティヴ・チームによるダブルリスニング」をナラティヴ・セラピーを学んでいるメンバー4人でワークを実施して、今回はサブの聞き手役をしました。聞き手に専念する経験を通して、カウンセラーの時には、じっくり聞くというより、何かしら話し手に質問をしなければならないという捉われがあるのを感じました。
最後のスーパービジョンでは、スーパービジョンは初心者がその道のプロとして歩んでいくことを助けるためにあるのだということと理解し、支援者にはもちろんのことですが、支援者以外の他の仕事にも大事なことだと感じました。そして、その関りは、どうしても教育的に関わってしまう傾向があるのですが、自分自身の専門家であるスーパーバイジーにまずは認証的に関わることが大切であると受け取りました。
「スーパービジョン」のセッションを学び、自分自身の相談の仕事と結び付けた時、相談後の結末に関われることはほとんどなく、うまくいかなければ苦情を言われることはあるけれど、うまくいったからと言ってそれを報告してくれる人もほとんどなく、なかなか大変な仕事だなーと改めて思いました。そして、「私の仕事は大変な仕事なんだ」とかってに思うことで、少しだけ元気になれる自分がいることも感じています。また、相談をして大変だった時や一生懸命やったにもかかわらずうまくいかずに苦情を言われたりした時、失敗した時など、その大変さやつらさを言葉にすることのできる場の必要性を感じています。
年間シーズンパスで全12回を受講させていただきました。その中でどうしても受講できない時間帯がありましたが、当日の動画を配信していただき、視聴することができました。
欠席時間分は、ワークは出来ないのですが、都合の良い時間に何回でも視聴が可能で、理解を深める助けになりました。パワーポイントの資料もとても詳しく記載されていて、講師の語りと合わさり、ナラティヴ初心者にとっても馴染みやすく感じました。本を読んでも理解できないことが多々ありましたが、講師の語りが、親切で具体的で、ナラティヴ、支援者の在り方を見せていただいているようでした。ブレイクアウトルームでご一緒した方々と、語り合うことによって、捉え方に広がりができました。ワークも楽しくさせていただきました。講師、サポート、一緒に学んだ方々1年間ありがとうございました。
私なりの歩みでもう少しナラティヴを学びたいと思います。
今後ともよろしくお願いいたします。
1年間、毎回がとても楽しみでした。ナラティヴ・セラピー全体の姿が見えるワークショップだったと思います。ワークが豊富で、このWSに参加しなければできないものもありました。特に最後のスーパービジョンのWSは(実はあまり興味がないかな、と思っていたのですが)新しい世界をのぞかせていただき、WSもとても楽しかったです。
安心な学びの場を作っていただき、ありがとうございました。高濃度な講義から得た学びや自分の理解を、参加者どうしで会話しながら、確かめ、徐々に明瞭にしていくことができました。未消化なものは沢山あっても、それに焦ることなく、だんだん自分のものになっていくのを楽しむような思いで参加できました。
その人の自己検討が進むよう、ほどよく機能する再帰動詞(のような聴き手)になりたいと思います。
これまでカウンセリングの技法的な、表面的な勉強に終始していたことに気づきました。
月に1回というほどほどのペースで、ナラティブセラピーの理論背景から丁寧に説明してもらえたことで、普段の生活の中でもその理論を思い出し、実践に移したり、自分でも色々考える時間ができました。自分で考える⇔WSに参加する、の循環の中で、カウンセラーの基本姿勢のみならず自分自身を成長させてもらったと感じています。
また、他の参加者の方々にも大変刺激を受けました。人と対話する上で、参加者の方々がどんなことを大事にしているのかを、非言語的にも感じる機会があったのが、自分としては大事な人生経験になりました。
ナラティブ・セラピーを系統立ててじっくり学びたいと思い、シーズンパスで参加させて頂きました。初めての学びがこのワークショップであった事をとても幸せに思います。講師の方をはじめとして、この場を通じて、大切にすべき事をなおざりにしない誠実な探究が実践されているのを知り、自分がカウンセラーとしてどうあるべきか、今後何をしてゆきたいのか、といった少し深い層においても、影響を受ける機会となりました。まだ入り口に立ったばかりの私ですが、ワークショップの中で出会った幾つもの重要な言葉を残光として、心のエネルギーの源泉として保ちながら、自分の持てる熱量を投じてこの先を進むことが出来れば幸いに思います。
ナラティブ・セラピーを体系的に学ぶことができてとても有益でした。濃密な内容のプレゼンテーションと合わせて、自分自身の固有の文脈を大切にしながら学ぶことできるダイアローグ形式のディスカンションの場があったことが、自分の中に「ナラティブの実践知」を取り入れていく上で有り難かったです。
色々な心理療法を学ぶ中で、安全感、安心感というものが非常に重要であると思っていました。そしてこちらのワークショップシリーズで、ナラティブに於いて、またNPACCにおいても、何よりもそこを重視してらっしゃることが、受講する上で居心地の良いものにしてくれていました。
みんなと色んな意見交換が出来たことも、自分を再確認する上でも役立ちました。
講義の内容以外の所でも、沢山の学びがあったように思います。
この1年、本当にありがとうございました。
だいたいひと月1回のペースであったので、その間の日常で意識して取り組めたり、そこでの自分への振り返りの視点になったりしました。そのこと(WSで学んだこと)を知ったことで、自分の行動変容が可能であることに喜んだり、できなかった自分にがっかりしたり、いろいろですが、受けていたからこそ日常が豊かであったことには間違いないと思います。
この講座の構造も、一方的に話を聞くだけでなく、参加者どうしの実習があったり、ディスカッションがあったりしたことも、ナラティヴについて理解を深まるだけでなく、現場は違っても似た悩みや志を持っている人がいることを実感し、勇気づけられました。
参加できて、本当によかったです。
ナラティヴ・セラピーについて、体系的に知りたい、理解したいという欲求が満たされた上に、「もっと学びたい、もっと練習したい」と思えたし、「日常の中でサラリと使える私になりたい」という目標も持てました。
私は、平日昼コースでしたので、ビデオ学習+ディスカッションの形式で受講しました。ビデオ学習は、自分自身のペースで進められることと、気になった箇所を何度も見直せることに、助けられたと思います。なんとか参加し続けることができました。
こうさんとかつきさんの講義は「教える」というよりも「紹介する」というイメージで、講師も含めてみんなで学び合っている感覚が持てたことも、私には合っていたかな、と思います。
まだまだナラティヴ・セラピーを学ぶ旅路は長いなぁと感じていますが、引き続きよろしくお願いいたします。
一年間、ありがとうございました。
非同期型のワークショップ(平日の昼間)は、ビデオを自分のペースで、かつ何度でも視聴かのうなので、期待以上です。また、グループに分かれての会話も、十分に時間があり、カウンセラーの仕事をされている方々のお話しを聞けるのは、とても貴重な経験でした。
平日の昼間コースに参加しました。予め講義ビデオを見て本番(サマリー解説+ディスカッション)に臨むやり方は、初学者の私には取り掛かりやすかったように感じます。講義ビデオだけでは良くわからなかったり、理解が浅かったりしたところを、ディスカッションを通して腹落ちできたことがいくつもあったように思います。何を話せば良いのか思いつかないままディスカッションに臨むこともありましたが、他のメンバーの語りに触れて、触発されている自分、引き継いで話をしている自分がいたな、と思い出します。「ナラティブ・セラピー」への関わり方は、十人十色、いろいろで良いのだと思います。私としては、これからも継続的に学びを深めながら、日常生活における協働的な関わりに活かしていきたいと考えます。ありがとうございました。
ナラティブ・セラピーについて学ぶのは初めてでした。
最初の1回だけ試しに…と思って受講したのですが、その時に伺った「苦しくないセラピーです」という言葉に惹かれて、続けて学ばせていただきました。
人へのかかわり方、問題の取り扱い方、関係性の持ち方など、とても参考になりました。スタッフの皆さんがそれを体現されていることが、さらに深く学ぶことを助けてくださったように感じています。
ほんとうにありがとうございました。
今回、全体像を集中して、しかも「ていねいに」勉強出来たことが大変良かったです。他の研修では、研修のせいではなく自分の理解不足かもしれませんが、腑に落ちるところまで行かず、消化不良で中途半端になることがありました。なので、実践でも使うことが出来ない。もちろん、今回、受けただけで消化できたかと言うとそうではありませんが、取っ掛かりはいただけたのではないかと思います。今後、1年間のワークショップの内容を、自分の中で、繋げ、咀嚼することが必要で、それにはこれからも時間がかかります。(従って、これからも続くだろうという意味で)取り敢えず、ありがとうございました! また、ワークショップの中で、いろんな方と知り合えたのも財産で、感謝です! ありがとうございました! さっちゃん(薩川 格)