鹿児島市開催ナラティヴ・セラピー・ワークショップ

コロナウイルス対策! 「健全にひきこもる!」 特別オンラインワークショップ
2020-03-30
不安を語れるオープンスペース
2020-04-08
コロナウイルス対策! 「健全にひきこもる!」 特別オンラインワークショップ
2020-03-30
不安を語れるオープンスペース
2020-04-08

本ワークショップの受付は、コロナウイルスの状況が落ち着くのを確認してから開始します。5月末には、本ワークショップを開催するかどうかの決定をいたします。

本ワークショップについての問合せは、鹿児島ナラティヴ研究会までお願いします。(narakago.2016@gmail.com)

さもなければ、語られることのないストーリーに耳を傾ける

ナラティヴ・セラピーの会話術入門

  • ニュージーランド在住カウンセラー国重浩一によるファシリテーション、講義、そして、カウンセリングのデモンストレーションがあります。
  • ナラティヴ実践協働研究センターのセンター長である白坂葉子と横山克貴も参加予定です。
  • 鹿児島県外の方も参加しやすいように、金曜日の午後からスタートし、日曜日の午前中に終了する日程にしました。
  • 自ら体感してもらうために、いくつかのワークに取り組んでもらいます。また夜は、参加者が心置きなく語り合う場「ナラティヴ・フイ」を計画しています。
  • みなが十分な対話をすることを通じて、いっそう自身の学びとすることを狙います。
  • 場所は鹿児島市内。九州新幹線の終点である鹿児島中央から4km程の距離にあります。詳しくは、アクセスマップを参照してください。
  • 鹿児島ラーメン、キビナゴ、黒豚、さつま揚げ、しろくま、かるかん、薩摩焼酎を味わいに、是非鹿児島にお越しください!

ワークショップの概要および申込

日時:   6月26日(金)  13時~21時
            6月27日(土)  9時~21時
            6月28日(日)  9時~12時

費用:   3日間 26,000円(消費税込み)
  (一部だけに参加するための価格設定はありません)

対象:   ナラティヴ・セラピーに興味があり、対人支援のことに関わっている人

参加定員: 25名

会場:   天然温泉ホテル自治会館
            鹿児島県鹿児島市鴨池新町7-7-4

宿泊:   天然温泉ホテル自治会館に宿泊しないで通っていただくことも、このホテル以外に泊まっていただくこともできます。国重浩一およびワークショップのスタッフは、上のホテルに宿泊する予定です。宿泊の手配を希望される方は、申込フォームにその旨を記入してください。

キャンセル: 研修会場の規定に基づき6月8日までです。これ以降は、費用が発生しますので、返金することはできません。

申込先:            https://npacc.jp/2020/2840/

講師紹介

国重浩一 (くにしげ こういち)

1964年、東京都墨田区生まれ。ニュージーランド、ワイカト大学カウンセリング大学院修了。日本臨床心理士、ニュージーランド・カウンセリング協会員。鹿児島県スクールカウンセラー、東日本大震災時の宮城県緊急派遣カウンセラーなどを経て、2013年からニュージーランドに在住。

NZ現地NPO法人ダイバーシティ・カウンセリングNZを2013年に有志と共に立ち上げ、移民や元難民に対する心理支援を提供。2019年には、東京に一般社団法人ナラティヴ実践協働研究センターを有志と共に立ち上げる。

著書に「ナラティヴ・セラピーの会話術」「震災被災地で心理援助職に何ができるのか」「どもる子どもとの対話」、その他翻訳書をいくつか。2020年2月「ナラティヴ・セラピーのダイアログ:他者と紡ぐ治療的会話、その〈言語〉を求めて」を北大路書房から出版。

ナラティヴ・セラピーについて

オーストラリア人のマイケル・ホワイトとニュージーランド人のデイヴィッド・エプストンは、自分たちの方法を発展させようとしていく際に、近代の思想家、文芸評論家、歴史家、人類学者、民俗学者などの英知を積極的に取り入れようとしてきました。とくに、ポスト構造主義や社会構成主義と呼べる領域に属している人たちです。(中略)ナラティヴの文献を紐解くと、人という存在がいかに関係性の中にあるのか、そして、用いる言語にどれだけ影響を受けているのかについて、綿密に検討がなされています。

ホワイトとエプストンは、ナラティヴ・セラピーの基本的哲学や実勢について、しっかりと書いてくれているのですが、ナラティヴ・セラピーの定義づけをしませんでした。たぶん定義されることによって、ナラティヴ・セラピーの大切な哲学が見失われてしまうと思ったのでしょう。そこで、ホワイトと一緒に働いていたアリス・モーガンの定義を見ていましょう。「ナラティヴ・アプローチとは何か?」という質問に対して、アリス・モーガンは「ナラティヴ・セラピーは、カウンセリングやコミュニティワークのなかで、敬意を示し、非難しないアプローチを実践し,それによって人々をその人生の専門家として中心に据えていくのだ」(Morgan, 2000, p.2)と述べています。

「自分の人生を、自分の言葉でしっかり語るように支えること」が支援の本質であると言い換えることもできるでしょう。それは、そのように仕向けるのではなく、彼らがそのようにできるために私たちにはどのような姿勢が求められるのだろうか、という問いかけが最初にくるべきなのです。

ナラティヴ・アプローチには、ホワイトが提唱した重要なスローガンがあります。「問題の外在化に関連した実践の文脈においては、人も人間関係も問題ではない。むしろ、問題が問題となる。つまり、問題に対する人の関係が問題なのである(White & Epston, 1991)」です。これを要約して「人が問題なのではなく、問題が問題なのである」といいます。

このスローガンから導かれる姿勢は、誰かを名指しで非難するようなことはしないということです。それは、単にそう思っているだけでは不十分であり、そのような言葉遣いをしていく必要があるのです。このスローガンを体現するためのひとつの提案として、問題そのものを外在化し、それに対する影響を見ていく方法があります。これは、ナラティヴ・アプローチを実践していく際に、つまりは相手に語りかけていく際にどのような言葉遣いをしていくかのベースになっています。実際のところ、日々の生活の場面で、多くの子どもたちは、周りを取り囲む大人の意向を伺い、それに合わせて発言していきます。自分の言葉で語りなさいと促したとしても、相手は、私たちの意向に沿った形で発言しようとします。それは、私たちの発語に含まれる意向、意図、方向性、さらに、どのような種類の語りに耳を傾けていくのかの姿勢に影響を受けるでしょう。

ナラティヴ・アプローチでは、このような語りを実現していくためには一体私たちはどのような姿勢を身につけ、人々を苦しめる問題をどのように理解し、人々が元来もっている力、資質、能力、そして関係性をどのように有効に利用できるのかに取り組むのです。それは、指導、治療、教育という類いのものではなく、その人が自分の本来もっているものの豊かさや可能性に気づいていくために、私たちはどのような関係性を提供できるのだろうか、という問いかけを常に自らに問いかけるような手法なのです。つまり、焦点が当たるのは、相手ではなく、相手に対峙する私たちのことになるのです。(伊藤伸二&国重浩一編著「どもる子どもとの対話―ナラティヴ・アプローチがひきだす物語る力」から引用)

会場および宿泊施設

天然温泉ホテル自治会館(市町村自治会館)

            鹿児島県鹿児島市鴨池新町7-7-4
            https://j-kaikan.net/

<鹿児島空港から約70分>

リムジンバス「鴨池港行き」→「県庁前」バス停下車

リムジンバス「鹿児島市内行き」→「鹿児島中央駅」バス停下車→路線バス・タクシーなど

<鹿児島中央駅から約20分>

市営バス9・16・20・27番線 「県庁前」バス停下車

市営バス11番線 「県庁西」バス停下車

鹿児島交通32番線 「県庁前」バス停下車

主催&問合せ先
鹿児島ナラティヴ研究会:narakago.2016@gmail.com