ナラティヴ・セラピー・ プラクティス・シリーズ 2025(参加者の声を掲載)

新ナラティヴ・セラピー・ ワークショップ・シリーズ 2025
2024-10-07
「えぬぱっく小誌」No5 特集:ナラティヴ・リトリート気仙沼
2024-11-01
新ナラティヴ・セラピー・ ワークショップ・シリーズ 2025
2024-10-07
「えぬぱっく小誌」No5 特集:ナラティヴ・リトリート気仙沼
2024-11-01

参加者の声(2025年10月6日追記)

ワークショップに参加した人から感想を頂いています。ホームページに掲載してもいいという許可をいただいたものだけ掲載します。

プラクティス・シリーズがあることで、日常の中でナラティヴ・セラピーを使って会話をする場を設けにくい私が、ナラティヴ・セラピーを身近なものとして繋ぎ止める唯一の接点になりつつあります。おかげでいざカウンセリングが必要な場面でも、ナラティヴ・セラピーを活用することができています。
プラックティスの場ではありましたが、語られる内容や語る内容は参加者が生々しく感じていることばかりでした。それゆえ、プラクティスという意識が私にはなく、ただただ必死に語りを受け取ろうとしていたように思います。一人ひとりがこれだけのことを抱えて生きているのだと感じさせてもらえた経験は、実践家としても一個人としてもかけがえのないものです。対面で会ったことがないにもかかわらず、このコミュニティの一員という意識を持てたことが、普段の私の実践活動を支えてくれました。ありがとうございました。
「実際にやってみる」を基本としたシリーズで、最初は周囲の目を気にして緊張して居ましたが、「できなくたっていいからやってみよう」と思えるようになりました。長くナラティヴを学んでいる人もそうでない人も、その差を気にせずに練習にトライしてよいという空気が流れているし、練習に取り組んだこと自体を認証し合えるのが、とても支えになっていました。現場のカウンセリングの場でも、本当に本当に少しずつですが、自分なりのナラティヴの実践を試すことが出来ています。そしてまだまだ、プラクティス、プラクティス、プラクティス!です。
今回は単回参加でした。貴重なライブセッションを味わう機会となりました。
リフレクシブカンバセーションを自分たちの仕事の中に取り入れていきたいと試行錯誤しています。対人援助としても、職員との勉強会の中でも、このやり方を取り入れていきます。
ナラティブセラピーについては座学や書籍で(まだまだ浅くですが)知識として学んだことはあったのですが、このプラクティス・シリーズは実践する時間がたくさんあり、「ああ、こういうことなのかな」と体感・実感して学ぶことができたのが、とてもよかったなと思います。また、いつも様々な講座でお会いするみなさんと、月に一度お会いして実践できることも、嬉しかったです。
実践を通して感じたことは、ナラティブセラピーは、クライアントの人生を、時の流れや思いや体感も伴って立体的にとらえる、さらに言えば「ともに体験する」という感じがしました。語りの中に、その方が生きてきた人生が、ありありと立ち上がることを体感する、という感覚です。例えば、最初の実践に、「朝食」などある事柄についてとどまり話す、という実践がありました。朝食をめぐる語り、それだけでも、話し手がこれまで生きてきた道のりや、周りにいた人や、その時の思い出や、これからの思いについて、ありありと感じられ、その方の人生や生き様を感じました。さらに、アウトサイダーウィットネスのように複数の方のかかわりが加わると、より立体的・重層的になるなと思いました。聞き手と話し手とオブザーバーがいるのですが、単に話を聴く、というより、それぞれ違う人生だからこそ思い出されたり響く場所が違って、それぞれの人がそれぞれの「生」をその場に持ち込む、だからこそ多様なストーリーの可能性が開く、そんな感覚がありました。だからこそ、最後にお渡しするのが、一緒に体験を共にした人から相手に対する「手紙」なんだなと思いました。
日頃はコーチングを主にしているのですが、最近はセッション後にAIが自動で「要約」を作るシステムもあります。でも、それは利便性の高い「議事録」であって、体温のない無機質なものです。「手紙」は人間にしか書けないなと思いました。これからは、コーチとして、セッションの中でクライアントの人生そのものを大切にすることと、セッションを共に過ごした経験をある意味で結晶化させてお渡しする「手紙」を生かしていきたいなと思いました。
私はナラティブセラピーの在り方や考え方に共感し、興味を持ってプラクティスシリーズに参加しました。ナラティブ独特の言い回しやその背景にある考え方は、一朝一夕では覚えられるものでもなく、また理論を知っていても”うわべだけの真似事”になり兼ねないと感じました。そこで練習主体のシリーズに申し込んだ訳ですが、朝から頭と体を使う正しくトレーニングの連続で、終了後にはぐったりとしてしまいました。でも疲れと共に体に沁みていく感じもあり、続けなければと感じさせてもらえました。また、参加したいと思います。ありがとうございました。

ナラティヴ実践協働研究センター主催オンライン講座

ナラティヴ・セラピー・プラクティス・シリーズ 2025
(NTPS2025: Narrative Therapy Practice Series)

本シリーズは、ある程度ナラティヴ・セラピーを学んできた人が、プラクティスを通じて、理解を深め、技術を磨いていくためのものです。

そのため、本シリーズは、ナラティヴ実践協働研究センターの者が、講師として実施したナラティヴ・セラピーについてのワークショップに参加したことがある人が対象となります。

興味のあるセッションだけを選んで受講することもできます。また、すべてのセッションに参加したい人のために「シーズンパス」も提供いたします(なお、シーズンパスは、個別にすべてのセッションを受講するよりも2回分割り引いた値段になっています)。

このプラクティス・シリーズは、ナラティヴ・セラピー・ワークショップ・シリーズでナラティヴ・セラピーの基本を学んだ後、より実践的に深めていくものとして企画しました。

このナラティヴ・セラピーについての基本を学びたい人のためのワークショップ・シリーズですが、2021年に実施してから、そのワークショップを録画したものを利用した研修機会を提供してきましたが、2025年からはリニューアルして実施する予定です。ナラティヴ・セラピーの基本から知りたい人は、こちらのシリーズをご検討ください。(https://npacc.jp/2024/4029/

本シリーズは、全7セッションからなっており、ワークとその後のディスカッションを通じて、ナラティヴ・セラピーの技術を磨き、その理解を深めていきます。できるだけ、実践に近いワークを用意したいと考えていますので、実践に近いプラクティスをすることができます。

ZOOMというアプリを利用してのオンライン講座となりますので、インターネット環境と視聴機材がありましたら、どこからでも参加することができます。

〈シリーズの日程と内容(2025年)〉

1.2月1日(土)9時半~4時半 認証につながる基本的応答

2.3月8日(土)9時半~4時半 外在化する会話

3.4月5日(土)9時半~4時半 ライブセッション(1対1のセッションと、OW&Rチームを伴うセッション)

4.5月31日(土)9時半~4時半 OW&Rチーム

5.6月21日(土)9時半~4時半 コラボレイティヴ・チームでのダブル・リスニング

6.7月19日(土)9時半~4時半 再著述する会話

7.9月13日(土)9時半~4時半 文書化の実践

〈参加費用など〉

  • 1回の参加費 8,800円(消費税込み)
  • シーズンパス(7回分) 44,000円(消費税込み)(2回分お得となっています)
  • ファシリテーター 国重浩一、白坂葉子、横山克貴

注: シーズンパスの販売枚数は、30名までとさせていただきます。シーズンパスは、ひとたびコースが始まりましたら、キャンセルはできません。コースが始まる前でしたら、キャンセル料はいただきません(ただし、Peatix側の返金手数料が発生することがあります)。

  • 募集人数 各セッション 40名程度(シーズンパス枠30名、単体セッション参加枠10名)
  • 実施形態 ZOOMを用いたオンライン講座
  • 申込先:(シーズンパスの申し込み) https://ntps2025pass.peatix.com
  •     (単回の申し込み) https://ntps2025.peatix.com

〈奨学枠について〉

本奨学枠は、ナラティヴ・セラピーを学びたいけど、経済的に難しい人を対象にしています。

対象者: ナラティヴ・セラピーを学びたいけど、経済的に難しい状況にある人。対人支援の職に就いている、または対人支援の職に就くために学んでいる人を対象とします。つまり将来的に、ナラティヴ・セラピーを自分だけのためでなく、人のために役立てたいという気持ちのある人が対象になります。

本奨学枠で参加できるワークショップ: ナラティヴ・セラピー・プラクティス・シリーズ 2025(全7回) 特別な理由がない限り、すべてに参加する必要があります。

募集枠: 2~3名

募集期間: 2024年12月15日午後11時まで

応募は次の項目を明記して、メールでNPACC(narrative@npacc.jp)までお送りください。

1.氏名(よみがな) 例)山田太郎(やまだたろう)
2.年齢層 例)40歳台
3.活動領域、専門分野、教育課程
4.所有資格、または将来的に取得を目指している資格
5.経済的な支援が必要とする理由を簡単に教えてください

選考: 2024年12月30日までに、メールでお伝えします。

選考方法: ナラティヴ実践協働研究センターのスターティングメンバーが、エントリーシートを読んで、推薦者を数名選んでもらいます。奨学枠は、推薦を得た票の多い順に決めます。

条件: 奨学枠で参加する際には次のことが義務づけられますので、ご理解ください。

・ 特別な理由がない限り、すべてのワークショップに参加する必要があります。
・ ワークショップシリーズが終了したら、すみやかにナラティヴ・セラピーについてのエッセイを提出してもらいます。文字数に特に制限はありませんが、少なくとも3000文字ぐらいは書くことを期待しています。

〈ZOOMについて〉

オンラインでの実施の際は、ZOOMというオンラインミーティングのサービスを利用する予定です。ZOOMとは、いつでも、どこでも、どんな端末からでもWeb会議を実現するクラウドサービスで、簡単に言えば、複数人での同時参加が可能な「ビデオ・Web会議アプリケーション」です。

PC、スマートフォン、タブレットなど、現在一般的なデバイスであればZoomをインストールできます。マイクやカメラが搭載されていない端末でも、汎用品の外部機器を接続すれば電話会議、ビデオ会議が可能です。また、Windows、MacOS、Android、iOSなど、あらゆるOSに対応しているのも特徴で、Zoomの利便性を高めています。

(引用先:https://zoom.nissho-ele.co.jp/blog/practice/zoom-meeting.html

ZOOMのインストールについて Zoomは無料のアプリです。次のリンクから必要に応じて、アプリをダウンロードしてください。https://zoom.us/download

また、ZOOMは、頻繁にセキュリティ向上のためと、機能向上ために、アップデートを頻繁にしています。ZOOMは最新版アップデートして、参加していただくようお願いします。

〈領収書について〉

領収書について:Peatixでは、「インボイス制度に対応した適格請求書の発行」ができるようになりました。詳しくは次のリンクをご覧ください。https://help-organizer.peatix.com/ja-JP/support/solutions/articles/44002459755-%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%83%9C%E3%82%A4%E3%82%B9%E5%88%B6%E5%BA%A6%E3%81%AB%E5%AF%BE%E5%BF%9C%E3%81%97%E3%81%9F%E9%81%A9%E6%A0%BC%E8%AB%8B%E6%B1%82%E6%9B%B8%E3%81%AE%E7%99%BA%E8%A1%8C%E3%81%AB%E3%81%A4%E3%81%84%E3%81%A6

主催: ナラティヴ実践協働研究センター

連絡先: narrative@npacc.jp