新イベント!:えぬぱっくの本棚(1冊目) 『勇気ある実践―リフレクシヴ・スーパービジョンについての物語たち』
2024-06-02ナラティヴ・カーニバルのイベント報告 2024
2024-07-03リスニング実践トレーニングコース
「リスニング道場〜豊かな会話をめざす~」
平日昼コース(第11期)
「カウンセリングでも会話を習う必要がある」と聞くと不思議な気がしませんか?
カウンセリングを学ぶときに、支援を提供する側がすべき事柄を学びがちになります。しかし、カウンセリングは、相手の話を聞くこと(リスニング)から始まります。対人支援において会話を通して支援しようとする専門家はもちろん、組織内において部下との対話を健全に進めようとする方まで、しっかりとリスニングすることが大切なこととなります。
日常会話においても、私たちは人の話を聞いています。それをなぜわざわざ習うのでしょう。何か特別なことが必要とされているのでしょうか。
リスニングの難しさの一つに、それは日常会話でもしているので難しいことではない、と見なされることにあります。「いつも人の話なら聞いている」と思っているかもしれませんが、しっかりと見ていくと、自分が相手の言っていることや言いたいことをしっかりと聞けていないことが明らかになります。そのため、日常の会話では、多くの人が人に話を聞いてもらえない、理解してもらえないと感じているのです。
リスニングの基本は、相手が言いたいこと、聞いて欲しいことを、こちらの勝手な解釈を交えずに、そのまま受け取ることです。リスニングが最初に目指すことは、とてもシンプルです。ところが「こちらの勝手な解釈を交えずに、そのまま受け取る」ということが簡単ではないことに、このリスニング道場に通われている多くの方が気づきます。それでは今までの聞き方はどうだったのでしょう。もしかしたら、相手が伝えようとすることを聞けていなかったのかもしれません。これがリスニングの難しいところでもあり、なぜこうなってしまうのか不思議な気持ちになるものです。
これまで多くの方がこのリスニング道場に通われました。何回も通われる方も珍しくありません。「もっとよく聞けるように」という想いからのことのようです。ここには、支援のプロから素人の方までさまざまの方が来られます。一緒にリスニングの不思議な世界を体感し、ご自身のカウンセリング、さらには人との会話をより充実したものにしませんか?
【コース概要】
本コースでは、受講生同士の面接場面を録音し、その逐語記録の検討を中心に据えていきます。また、実践に近い形で訓練が出来るように話し手(クライエント役)には、自分の実際の話をしてもらいます。自分のリスニング力を高めたい方には、恰好の訓練の場になるのではないでしょうか。
なお、本トレーニングコースは、全4回のセッションを一期(ワンクール)としていますが、道場ですので十分にリスニングスキルが向上するまで、何回でも受講することができます。
【平日昼コース日程】
9月4日(水)、10月2日(水)、10月9日(水)、10月16日(水)
予備日10月23日(水) 注:予備日については下記を参照のこと
【時間】 10:00〜16:00
【募集人数】 6名(最少催行人数4名)
【予備日】 申込みが6名を超える場合には、最大8名まで受講できるように考えています。合計参加者が6名を超える場合には、予備日にもトレーニングコースを開催いたします。
【受講料】 38,000円+3,800円(税)=41,800円
※ これまで消費税を含めた金額を参加費としてきましたが、国に納める消費税がかなりの金額になってきましたので、今年から消費税を別途徴収させていただきます。
【講師】 浅野衣子
【受講資格】 カウンセリングのリスニングスキルを向上させたい方や対人援助に携わる方すべて。ただし、全日程に参加できることが前提となります。
【申し込み先】 https://npaccltc27.peatix.com/view
【領収データについて】
Peatixでは、領収データを発行することができます。その要領につきましては、次のサイトを参考にしてください。https://help-attendee.peatix.com/ja-JP/support/solutions/articles/44001821741
【主催】 ナラティヴ実践協働研究センター(narrative@npacc.jp)