ナラティヴ・セラピー・ワークショップ・シリーズ 2023 終了後のアンケート

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2023-12-16
ナラティヴ・セラピー・プラクティス・シリーズ 2023 終了後アンケート
2023-12-20
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2023-12-16
ナラティヴ・セラピー・プラクティス・シリーズ 2023 終了後アンケート
2023-12-20

ナラティヴ・セラピー・ワークショップ・シリーズ 2023(https://npacc.jp/2022/3489/)ですが、参加後のアンケートに回答していただき、みなさんに共有してよいという許可を頂いたものをまとめましたので、掲載します。参考にしてください。

なお、2024年も実施しますので、興味のある方は次のサイトをご覧ください。

終了後アンケート結果

1.本ワークショップに参加しての感想、考えたこと、これから取り組んで見ようと思ったことなどを教えてください。

  
1近年、カウンセリングだけでなくスーパービジョンにも関わるようになった立場として、自分自身の実践を体系的に振り返り整理する貴重な時間をたくさんいただきました。
ナラティブ・セラピーの考え方が徐々に自分の中に根付いていく感覚もあり、そしてそれが自分にとって心地よいものであるという実感があります。ただ、それを現場に還元していくにあたっては、まだまだ研鑽が必要だと感じているため、引き続きNPACCの講座受講などを通して学びを深めていきたいと思います。
2ナラティヴが大切にしている姿勢・態度と技法の両方が学べるワークショップ・シリーズだったと思います。
姿勢・態度が欠けてもいけないし、思いだけでは具体的な支援に繋がらないし、まだまだナラティヴの学びを続け行くことが大切だと思っています。
これからもプラクティス・シリーズ等、学びを続けたいと思っています。
311ヶ月間ありがとおうございました。とても貴重な体験をさせていただき感謝しております。
ナラティブ・セラピーの本をいくつか読んだだけでは、なかなか実感としてとらえきれないところを、実際のワークを通しながら体験することができ、再度本を読み直しとても理解が深まりました。
また、こちらのワークショップで様々なかたちで対人支援職として日々奮闘されている方々とご一緒させていただき、一緒にワークを進めて行く中で、様々な考えや感じ方に触れとても心動かされました。
私自身は対人支援職についてはいなかったので、自身の知識不足、経験不足をとても強く感じながら参加していたのですが、誰もがそんなことは気にも留めず、お互いを尊重しあい、真摯に向き合いながらワークに取り組むことができてたと感じました。
ナラティブの仕組みがそうさせてくださったのかなと感じています。
ナラティブを実践的に活用できるよう、今後もワークショップ等に参加させていただきつつ頑張っていきたいと思います。
4相談職として、相談の基本は相談者の話しをどのように聞いて、どのように会話を重ねていくのか、そこに原点があるものだと度々感じ入ることが何度もありました。その基本を丁寧に丁寧に学んでいく時間だったように思います。
ナラティブの理論的な学び、バックグラウンドにある諸理論、そして実際にやってみながら体感としても得ていくプラクティス、各回でグループのディスカッションがあり声を出し合い、聞き合い、影響し合う仲間がある事。これらはすべて、このアプローチを理解しながら身に付けていく(まだまだできませんが)力強い道筋を用意してもらっているように感じました。引き続き学びつつ、実践へのトライを継続してみたいと思います。
5これまでにマイケル・ホワイトの『ナラティヴ実践地図』『セラピストの人生という物語』『ナラティヴ・プラクティスとエキゾチックな人生』の3冊を或る読書会にて3年間かけて読みましたが、20~30%くらいしか理解できませんでしたが、NPACCの本シリーズを受講し終えた現在、ようやく6合目くらいにたどり着けた感じです。
6ナラティブセラピーのほんと端っこがつかめたような気がしています。用語に慣れるところから始まり、まだまだ分からないところだらけですが、不思議な魅力にとりつかれており、もっともっと深めて勉強していきたいです。わかったつもりにならないことだけは、少しできるようになりました。
7まさにスローラーナーとして、私なりにナラティブに親しんで行くことができた様に感じています。どのタイミングで?なせ?かはわからないのですが、「認証」という概念が腹落ちした感じがあって、「認証」の世界は「承認」とは全く違う景色の様に思えます。
すごいね、という一言を付け加えることで安易な承認をするのではなく、丁寧に認証していくことで真摯なレスペクトが育まれる感覚を大切にしていきたいと思っています。
8ナラティブセラピーは難しいイメージがあり避けて部分がありましたが、思い切って受けてみて非常に有意義な経験ができました。ナラティブというより、そもそもの対話の基礎ができてないまま、この講座にも参加しました。ナラティブ・セラピーにおける、聴き方、受け止め方、返し方、対話の在り方、自分の在り方などの基本が学べた講座でした。途中落ちこぼれそうになりながらも、質問に丁寧に返して頂いたり、スローラーナーでいいという言葉にも助けられました。
9この度,初めてNPACCにてナラティヴの世界に触れました。
その世界は,私にとって,まさに新しい見方を提供してくれました。
私自身は,社会福祉の分野で活動しており,ナラティヴの視点を職場で一緒に働く仲間との会話やチーム内でのやり取りの中で取り入れたいと考えていました。ワークショップ・シリーズを受講しつつ,職場で会話をしていると,「ん…?」と相手に間ができることが多かったです。今までと異なる方向から,あるいは今までと異なる高さから,私の反応があったのだろうと思います。職場で起こっている事実は大きく変わっていないかもしれません。ところが,職場の仲間とのやり取りは,何やら少しずつ,着実に変わってきているようにも思います。そして,面白いことに,職場の利用者やその家族,関係者や自分の家族との会話や関係性,そしてそこから広がる世界までもが少しずつ変わってきています。障害福祉という分野において,今まで見たことのない光を見出せそうな,そんな予感がしております。『人が問題ではなく,問題が問題である』というワードは,私の周辺のソーシャルワークとの高い親和性を感じる一年でもありました。
私ひとりでは,なかなかできることも限られているとは思います。ですが,個々の人との会話の時間を大切にし,まずは相手の使われている言葉を大事に聞いてみよう,扱ってみようと思っています。カウンセリングやセラピーの場面は,私はあまり出くわすことはありません。ですが,日頃のやり取りの中で,このワークショップ・シリーズで得たことを,ひとつひとつ時間を取って練習してみます。
私個人としては,ナラティヴというものが私にとって大事なもののひとつになっていく予感がしております。今後も何らかの形でナラティヴに触れ続けていきたいと考えています。そしていずれは,自分はそれを大事にやってきている専門家のひとりとして,社会福祉の分野から取り組んでいきたいです。
今回初めてのワークショップ・シリーズでしたが,この時間を提供していただいたNPACCのみなさま,ご一緒していただいた受講生のみなさまにも,感謝を申し上げます。今後もつながっていきたいと思える方ばかりでした。いずれまたお出会いできることも楽しみにしております。
10自分のカウンセリングで実践していきたい。
11相手の話の受けとめ方や聴くときの姿勢、質問等について、大変実践的に理解することが出来ました。