ビギナーズ・ツアー2023 アンケート結果

リスニング実践トレーニングコース(休日昼開催コース)(第9期)
2023-06-10
ナラティヴ・セラピー:ライブセッション
2023-08-27
リスニング実践トレーニングコース(休日昼開催コース)(第9期)
2023-06-10
ナラティヴ・セラピー:ライブセッション
2023-08-27

「これからナラティヴ・セラピーを学ぶ人のためのビギナーズ・ツアー 2023」を次の日程で実施しました。

 7月1日(土)【Day 1:イントロダクション】
 7月2日(日)【Day 2:ナラティヴ・セラピーを見て体験する】

参加者からアンケートへの回答を頂戴いたしましたので、掲載いたします。

掲載するのは、質問①「今回のワークショップに参加しての感想、考えたこと、これから取り組んで見ようと思ったことなどを教えてください」において、「ワークショップ参加者に共有し、NPACCのホームページにも掲載していい」ものだけとなります。

参加者からの感想は、主催者や講師にとっても参考になるだけでなく、同じプログラムに参加した人にとっても参考になるものだと考えております。また、せっかく書いてもらったアンケートを主催者側だけに留めておくのももったいないと思っていますので、このように共有しています。みなさんの参考になりましたら、うれしい限りです。

なお、ビギナーズ・ツアーの詳細については、次のリンクからご覧ください。https://npacc.jp/2023/3650/

ワークショップ参加者に共有し、NPACCのホームページにも掲載していい
1受容・傾聴だけのカウンセリングに限界も感じてきました。その先を行くナラティブ・セラピーに可能性を感じています。が、さらにどこまでもクライアントに力がある、その人の人生の主人公は本人であるといった姿勢をどこまでも貫きつつ、言葉を差しはさんでいくことの難しさも感じました。
2十数年前にマイケル・ホワイトの本を2冊読み(小森康永先生の講演に大感激して購入)、「ナラティブは難解なもの、自分には全く歯が立たないもの(?)」と決めつけ、近づくことを畏れてきました。
今回、Kinuさんのセミナーを通じ、勇気を出して参加しました(2日目はいくつかの研修が重なり参加できずとても残念です)。
ビギナーズ・ツアーの1日目をまさしく旅をするように楽しみながら「やっぱりここに辿り着きたかったんだ!」と新しい扉(港?)を叩いたような気分です。
そして、突然思い出したこと… 三十数年前の若き頃、友人たちと創った小さなベント会社(演劇、ミュージカル、講演等の企画)のキャッチコピーが『物語のプロデュース』でありました。その当時、皆と夜を徹して語り合った会話ともシンクロしていました。
新らしい旅が始る予感にワクワクしています。同時にこの旅には長いトレーニングが必要・重要であるのだろうなぁ…と感じました。
本当にありがとうございました。
3わかったつもりにならないこと、問題を外在化すること、が心に残りました。柏に理解できている気がしません。これからも学ばないといけないと思いました。
4のっけからブレイクアウトルームで口を開くことになり、最初は少々戸惑った感がありましたが、後からはそれが全くないまま学びが続いていたら、この心地よさはなかったかもと思える程、そこでご一緒した参加者の皆さまとの語りがなんだか、良かったです。最後の発言者の方が途中で切れてしまい、聴けなかった語りがすごく気になったままです。
(いつか続きを聴きたいなぁ)
ナラティヴ・セラピーの語りのことが、なんとなくぼんやりとわかったような気もするけれど、講義が進むにつれて、よくわからないことがどんどん出てきて、でも、なぜだかわならないんだけど、すごくいいなと思う瞬間が何度も訪れたり、の豊かな一日でした。
これから少しずつですが、学び続けていきたいと思いました。

これから取り組んでみたいことは、鹿児島県内の山あいの町や海辺の町を訪れて、楽しい語りの場作りみたいなことをやりたいと思っています。
そこで、話芸だったり、それぞれが話したいことだったりをみんなでワイワイ楽しめたら。
昨日の講義の中でご紹介のあったナラティヴ・セラピーをコミュニティ作りに活用しているというお話に興味を持ちました。
参考文献や、活動例などありましたら、ご紹介いただけると嬉しいです。

最後になりますが、「ナラティヴ・セラピーのダイアログ」という宝石みたいな本を読んで、これを書いた13人の方々はどんな人なんだろうと想像しておりました。
オンラインではありますが、誠実で、丁寧で、ナチュラルな著者の皆様に、今日はお会いできてとても嬉しかったです。(問合せの際にメールでとても丁寧に対応くださった横山先生の講義も受けられて、サイコ〜!でした)

亀の歩みではありますが、ゆっくり楽しみながら学んでいきたいと思いますので、今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
アンケートらしからぬ、長文、失礼いたしました。
5ナラティヴ・セラピーについて、貴重な学びの機会をいただき誠にありがとうございました。ナラティヴ・セラピーの基本について、学ばせていただきました。
6浩さんのデモンストレーションをぜひ聴きたく参加し、その目的は達成したうえで、目的のある行動のレクチャーがとても共感できるものでした。とても充実した時間となりました。ありがとうございます。受講中のワークショップはまだ半年残っていますが、その後も継続して学んでいきたいと思いました。
7「目的のある行為」の20分でお話を聴かせていただき、短時間なのに深く話し尽くされた感じに感動しました。
8国重先生のデモセッションがとても勉強になりました
9ビギナーとは思えない、エッセンスが一杯のセミナーでした。特に2日目の国重先生のデモンストレーションですが、1時間という時間を掛けたナラティブを拝見し、言葉にできない感動を覚えました。ナラティブは説明が難しいと先生方も仰いましたが、何を大事に進めていかれているのが、何となくですが教えていただいた感じがします。
セミナーの構成も、受講生が理解できるようプロセスを考えていただいているように思いました。皆さんのやさしさに満ちた2日間でした。ありがとうございました。
10ナラティブを使って自身の対人支援スキルを向上させ、より多くの人の笑顔を作っていきたいと思う。
11話を聴いてもらう貴重さを感じました。わかったつもりにならずに相手の話を聴くということはなんとなくわかったような気がしましたが、自分のこともわかったつもりでいたのだということにも気づきました。まだまだ全部を理解できずにいますが、また機会を見つけて学びたいと思います。貴重な学びをありがとうございました。
12私は17年ほどグリーフケアを学んでいます。今から8年ほど前にマイケル・ホワイトのナラティブセラピーと出会い、グリーフケアに近いものを感じました。それから独学でナラティブセラピーを学ぶようになり、グリーフケアカウンセリングにも取り入れるようにしました。今回、セミナー参加は初めてでしたが、とても有意義な二日間でした。これからも、地元での活動に活かせられるよう、勉強を続けていきたいと思います。
13昨日の…で、どうするの?というもやっとした感覚が今朝のデモンストレーションと午後の講義や演習によって、なるほど!に変わってきました。こうさんが最後に言われた、その通りをやるのでなく、そのエッセンスが入っているか…を意識しながら、進んでいきたいと思います。とはいえ、もっと学ばなければ、自分の血肉となったやり取りとはいかないでしょうが…。2日間の短い時間ではありましたが、学びの多い時間でした。ありがとうございました。
14①多くの刺激を得た。ナラティブアプローチの示す対人支援者としての姿勢に共感しもっと学びたいと思った。
②自分の周囲にも、ささやかながら広めたいと思う。
③リアルのワークショップに参加したいと思った。
15キャリコンのロープレで自分らしくできず躓いている者です。資格取得のためのロープレ練習に違和感を感じつつ、自分らしくロープレに取り組めるヒントはないかといろいろな本を読んだり、ワークショップに参加したりしています。ロープレへの躓きがきっかけで人間関係や自分との関係について学びを深めているところです。今回のワークショップに参加し終えて、ロープレだけでなくいろいろなことに「自分らしく」取り組みたいというふうに感じています。何ごとも「自分らしく」進んでいったらいいんだと背中を押してもらえた気がして、前向きな気持ちになっています。
16カウンセリングや心理学を全く知らない状態で参加したので中身についていけるかドキドキしていましたが、講座のタイトル通りナラティブ・セラピーを学び始めるにはちょうど良い内容でした。また、カウンセラーだけでなくソーシャルワーカーやコーチの方など、様々なお仕事をされている方が参加されていて、ワーク中にそれぞれの視点からの感想をシェアできたことも、ナラティヴ・セラピーを多面的に知れる機会となって良かったです。今回のワークショップを経て、ナラティブ・セラピーが大切にしていること、スタンスを知ることができ、自分の聴き方を振り返ることにもつながりました。
17今回半分の参加でしたが、得るものは多くあったと思います。セッションの雰囲気を知ることがおもな目的でしたが、それは十分に感じることができ、合わせてクライアント役の方の感想などから理解が深まった部分もありました。また、他の参加者の方とお話する時間もある程度あったことで、思いを共有できたり心強く感じました。まだ学びは始まったばかりですが、続けていこうという意欲に繋がったと感じています。ありがとうございました
18国重先生のデモンストレーションをはじめてみました。
数々の気づきがありましたが一番心に残ったのはクライエントが「この子」という独特の言い回しをしたとき、すぐにその言葉を拾い、意味を確認して、それ以降の会話で共通言語として使われたことです。その行為でクライエントとのラポール形成は深まり聞いてもらえている、理解してもらえている、という気持ちが一気に深まったのが見ていてよくわかりました。
また話し易いところから話し始めて下さいとしてスタートし出てきた最初の主訴に固執することなく、次に続くクライエントのペースででてきた話題に興味を持ち寄り添うことにより、クライエントが大事にしていることにたどり着くところも素晴らしいと思いました。
他の講義も合わせて、私個人の勝手な思いですが、ナラティブ・セラピーはクライエントの記憶の中で断片化している経験や、まだ言語化されていない混沌とした感情や思いを対話を通して、クライエントがそれらを紡いで、あらたな事実として言語化するプロセスがクライエントの悩みや心の傷を治癒することができるのではないかと思いました。
次回私が、面談を持つとき、意識して見ようと思いました。
二日間大変有意義な時間を過ごしました。
ありがとうございました。
19家庭の事情があり、今回は1日目と2日目のそれぞれ午前中だけ参加させて頂きました。
初日のKinuさんの「社会構成主義時代のカウンセリング」からは「文化の異なるカウンセラーと来談者が向き合って、わかったつもりにならずに、相手こそその人の人生の専門家として、協働作業で意味を構成していく」というナラティヴ・セラピーの大切が大切にしていることをあらためて受け取ることができたように思います。
そして、2日目のKOUさんのデモンストレーションは、まさしくこの初日のKinuさんからのメッセージがそのままお二人の会話のなかに現れていました。わかったようでわかっていないかもしれない、だからもう少し言葉にしてもらえないだろうか。そして、聴かせてもらったことは、ご自身にどのような影響を与えているのだろうか、このような状況のなかでも、ご自身が大切にし続けていることはどういうものだろうか、そして、ご自身として取り組んでみたいことがあるとしたらそれはどのようなことだろうか… といったように、ナラティヴ・セラピーが濃縮された会話を見せて頂いたと思っています。
細々と学び続けてきたものの、やはり頭で理解できても実践できることは違うということをあらためて感じたので、この二日間で受け取ったエッセンスを書き残しておいて、まねぶ取り組みを自分なりに続けていきたいと思います。
20ナラティブセラピーの基本的なことを学べたように思っています。デモセッション、インタビューワークなど実践的な学びもありました。二日間を通してこちらの一方的な解釈なく相手の方の語りを聴くことの大切さがわかりました。これは特別な時間だけでなく日常でも大切だと思っています。まず日常の中で実践します。