参加者からの声〈4〉(リスニング実践トレーニングコース)

ナラティヴ・セラピー・プラクティス・シリーズ 2022 終了後アンケート
2022-10-17
「ナラティヴ・セラピー・プラクティス・シリーズ 2022」エッセイ
2022-10-21
ナラティヴ・セラピー・プラクティス・シリーズ 2022 終了後アンケート
2022-10-17
「ナラティヴ・セラピー・プラクティス・シリーズ 2022」エッセイ
2022-10-21

リスニング実践トレーニングコースの平夜コース(2022年上期、金曜夜A、金曜夜B、水曜夜)に参加された方から、本コースに参加しての感想を頂戴しています。その感想を掲載いたします。なお、この感想は、ご本人の許可を頂いたものだけです。

リスニング実践トレーニングコースを参加して、他の人がどのようなことを感じ、考えたのかを知ることは、自分の振り返りに役立つことがあります。また、本コースへの参加を検討している方も参考になると思います。

1.この講座に参加しての感想、考えたこと、これから取り組んでみようと思ったことなどを教えてください。 
逐語録に起こすこと自体が大変勉強になると思います。このような機会がないとなかなか取り組むことができないのでとても良かったと思います。皆さんの視点や様々な側面からの問いかけが自分には全くなかったり不足していたりで、自身の勉強不足や力不足を感じました。これからも学び続けていきたいと思います。
カウンセリングは、CLの話を聴くときに、Coとしての私自身のあり方や価値観を通して、聴いているのだということを改めて感じました。
また、カウンセリングにおける基本的なこと(伝え返し、言い換え、明確化、要約)等を意図的にできるようになることの大切さを再認識しました。
3回参加しています。
カウンセラー役で、自分としては出来なかった〜と反省モードになりそうなところを、指摘や評価ではなく、常にどうやったらもっとよくなるかとか、他にどんなアイディアや展開が考えられるかなど、和やかな雰囲気の中皆で一緒に考えてもらえるので、とても温かな気持ちになります。成長を共に喜び会える場と思います。
半年間ありがとうございました。何回目かのtryでようやくたどり着いたところは、同じ景色を見ながらただ隣に居つづけるだけの聴き方。そこに居続けることの難しさも、居続けることで見えてきた景色についても、リスニングトレーニング一回受講して分かった気になっていたら見えてこなかったかもしれないところにやっと来れたのかな・・と感じています。でもこれがゴールではないこともしっかりと受け取り、次の目標を定めることもできました。それも定期的にリスニングについてしっかり確認する時間があるからこそ、その一つ一つのステップが見えているんだという意味でも、感謝の半年間でした。引き続きよろしくお願いいたします。
それぞれが自分の課題をどう見ているのか、二つとして同じものがなく興味深く感じました。
自分の逐語を検討することで課題を客観的に知ることができました。課題と向き合うのは勇気が必要でしたが、今後前向きに取り組む力になりそうです。また、ケースを検討する中で、他の参加者さんがいろいろと気付かれていく様子にも心動かされました。みなさんとともに私自身も発見や気付きを得ることができた気持ちになりました。
感想:みなさんのカウンセリングに向き合う姿勢、ひとつひとつの言葉を大切に受け止められる感性の高さを感じ、カウンセリング経験なく何もかも未熟なまま、ピョンと飛び込んでしまい場違いな思いでいっぱいでした。そんななか先生方はじめ受講の皆さんがあたたかく穏やかに受け入れてくださり、とても感謝しています。
考えたこと:肯定的に検討する場がとても新鮮で刺激的でした。肯定的な表現の中に、受け止め方によっては厳しい言葉ともとれることもあり、自身の理解の遅さから、後からだんだん響くこともありました。自身のCaはもちろん、他の方のCaをきくことで、自らを投影して感じることが多く、気づきをいただきました。CLの時も、検討で自身でも意識していない気持ちを読み取ってくださり、そっかぁ~と自身の無意識の部分に気がつくことができました。逐語起こしには、とても時間を要しましたが、音声をきき、文字起こしをした後に再度音声を聞くことで、真に自身と向き合うことになると実感しとても辛い時間でしたが、今となれば、自身のありのままの状態を感じれ良かったと思えています。ただただ、もっと研鑽していきたい思いでいっぱいです。
これから:話の受け止め方、特に共感について意識を向けていきたい。対話の際には、思いこまず、先を急ぎすぎず、踏みとどまる。間をもつ、事実をそのまま受け止める姿勢を大切にしていきたい。そして対話の相手に、言葉で体験して考えていただけるように努めていきたい。カウンセリングを取り入れた、社内のでメンバーへの面談(業績・キャリアビジョン・コーチングなど)を行えるようになりたい思いが強く受講しましたが、自身に適正があるかとても不安になりました。
この講座への参加は2度目ですが、毎回の逐語録の検討や講師からの説明によって多くの学びを得ています。しかし、自分自身のリスニング力が向上しているとは思えない状況であり、続けることが大事であることを信じて3度目の受講に取り組んでいます。
自分の逐語を皆の前で検討することは結構チャレンジでした。逆に他の方の逐語を見ると、もう少し客観的に見ることのできる自分がいて、その方が勉強になるような気がしました。クライエントから率直なフィードバックを得るという機会はなかなか得られるものではありません。きちんと聴くことが自分の課題であることはかわりないということは改めて認識しましたが、八巻さん、文川さんの適切なヒントから想像が広がり、もっとこの課題を追求したいと思いました。
ふだんはカウンセリングの真新しい理論や技法に目が行きがちでしたが、改めて「丁寧に聴き、相手の身になり、理解したことを伝え返す」という傾聴の基本を思い出させてもらえました。自分の逐語だけでなく、他の参加者の逐語を見返す中でも色々な気づきを得ることができました。クライエント体験も貴重でした。こういうふうに聴かれるとこういう感じがするんだ、ということを身をもって知ることができました。一回目でしたが、普段の実践にも変化があるような気がしています。続けて参加してみたいです。
今回、リスニング実践トレーニングに参加しとても勉強になりました。特に自分自身のケースを使って、グループの皆さんと一緒に検討することがとても貴重でありました。自分自身の傾聴の足りなさも感じましたし、他の方の視点をお聞きしクライエントとの関わり方の視野も広がりました。これからも日程調整しながら、リスニングを定期的に受講していきたいと思います。取り組みとしては、クライエントの言葉にならない気持ちをしっかりと傾聴しようと思いました。また、クライエントが発言する言葉を勝手に解釈することなく、きちんとCLがどのような意味づけをしているのかを確認していきたいと思います。
はじめの頃は逐語を読むだけでも相当の時間を要していましたが、回を重ね、読む速度が少し早くなった気がします。そうなると同じ逐語を複数回読む時間ができるので、一回目では読み飛ばしていたところを、二回目に読むときには大事に感じたりすることがあります。個の講座に参加して逐語との向き合い方が少しずつ変化している気がします。
時間をかけて逐語を作成することで、自分のカウンセリングの傾向や、苦手にしているところが見つかったり、様々な視点で考えられ、何度も繰り返し学べたと思います。逐語は大変なのですが、大変な分得られるものも大きいと思いました。
この講座にずっと参加させていただいています。最初はカウンセリングの技法を知りたくて参加していましたが、回を重ねる度に私自身のことを考えることも出来るようになりました。今までの人生の中で嫌なことすぎて忘れていた思い出が大切な宝物だったと気づき、その思い出に関わった人達に感謝の気持ちが湧いたこともありました。この講座は私自身の人生を承認していく旅のように感じています。
自分が相手と何を協働することができるのか、(できるかどうかは別として)、考え、相手と関わることの大切さを学んだ気がします。お話を伺う際に、傾聴のみならず、何を「聴くのか」を意識しながら、その場にいたいと思います。
事柄ではなく、CLさんに意識を向ける。CLのその人らしさを理解する。CLの主観や感情、その人らしさを伝え返して、一緒に味わう。
人の話を聞くということの大切さとそのむずかしさを実感できました。