「これからナラティヴ・セラピーを学ぶ人のためのビギナーズ・ツアー」終了後アンケート

ナラティヴ・カーニバル 2022の受付を開始しました
2022-06-18

2022年6月11日(土曜日)と12日(日曜日)に開催した『これからナラティヴ・セラピーを学ぶ人のためのビギナーズ・ツアー』のアンケート結果を掲載いたします。この結果は、ホームページに掲載してもいいという許可を頂いたものだけです。
なお、本イベントの概要につきましては、次のリンク(https://npacc.jp/2022/3422/)をご覧ください。

イベント参加者に共有し、NPACCのホームページにも掲載していい
1ナラティブ・セラピーで大切にされている視点として、外在化、関係性へのフォーカス、エージェンシー、協働、などのポイントを改めて理解できた。ただ、このアプローチをどう磨いていくかについては、1日目の3名個々人の意見の紹介のみで、メソッドが確立できていないように感じた。ビギナーズツアーとしては、そのメソッドをイメージし、技量を向上させていく指針がほしかった。
2ナラティヴ・セラピーを取り組むうえでの大切な姿勢や考え方,方向性を改めて学ぶことができました。今,私は大学院生なのですが,早く面接が上手くなりたい!という気持ちから,ついつい正解や正しさというようなあるようでないものを求めてしまいたくなります。でも,一人ひとり考えや想いが異なることは当たり前で,その人が生きてきた文化や社会的な背景,関わってきた人々によって,その人だけの物語が作られているのだと思いました。セラピストが好奇心を持って,その人の物語を聞いていくこと,あらゆる視点を持って語られていない部分に隠れている,その人の大切にしていることや体験などを,対話することによって引き出すことができるのだと考えました。自分が実践の場で試してみないことには感じられないことも多々あると思いますが,この考え方や姿勢を大切にこれからも取り組んでいきたいと思いました。また,私は話すのが苦手なのですが,グループトークでは皆さんが優しく話を振って下さたり,取り留めのない話を否定せず聞いてくださったりしたことで,自分が今何を考えているのかを振り返ることができました。2日間ありがとうございました。
3一日目の午前中の講義で質問しました「クライアントが自分の苦悩や人生の喜びと取り組むときにその傍らに立つことで…」というその傍らという部分を強調、概念化することでよりナラティブ・セラピーが理解しやすくなると思いました。つまり、言葉数が多いことや作り話的に話が展開することとナラティブ・セラピーとは異なることを定義化することが必要だと思いました。もし、協調できないとなると、何でも良くて何でもありみたいな伝わり方をしてしまうと思うのです。そうなると、難しい事を言っていて興味はあるけれど、何とでもないものだから、意味を持たないという理解になってしまわないかが心配です。ナラティブ・セラピーの可能性、魅力を感じているからこその提案であり、発言とさせて下さい。
42日間を終えて、ナラティブ・セラピーの入り口に立たせていただいたことに感謝しています。カウンセリングのありかたについても示唆を含んだ内容で、更に深く学んでいきたいというのを実感として感じています。ありがとうございましたm(__)m 再度、2日間学んだことを振り返って、整理をしたいと考えています。 引き続き、ナラティブ・セラピーを学んで実践したいきたいです!
5今回ナラティヴ・セラピーの概要について、まとめて触れることが出来たのが良かったです。結構詰め込まれた2日間だったと思いますが、改めてナラティヴについて概観することができました。特にプログラム6の「PCAとナラティヴ」については初めてでしたので、より興味深く聞かせていただきました。ナラティヴに触れるのが全く初めてではなく、かといって少しは身に着いている実感があるわけでもなく、ビギナーの心地よさ?を感じている自分がいて、それでもいいかもしれないと思いましたが、いつか、実践の場面でナラティヴを感じることができるようになれればと思いました。2日間ありがとうございました。
6両日ともにナラティブ・セラピーの良さや基本的な考え方など重要なことがピックアップされていて、その視点からダイアログを読んでみようと思いました。
また、講師陣の方々からナラティブ・セラピーとの出会いや関わりなどのお話を聞くことができて、もっと学んでみたいと思いました。
7国重先生をはじめ、講師の先生方、お一人おひとりがナラティブ・セラピーとの出会いがあって、ナラティブ・セラピーへの思いがあり、そのことがとても響いてきました。私自身大学などで専門的に心理学を学んできた専門家ではありませんが、お話しをお聴きする機会が多くあります。その中でその方の存在の大切さを思います。その一人ひとりに歩んできた人生があることを思わされます。ナラティブでは人の存在の素晴らしさを認めてくださっているように感じました。また、「人が問題ではなく、問題が問題なのだ」という信念があるから、外在化を大事にしていることも理解できました。なかなか自分で、言葉にして使っていくことは難しいと思いますが、その考えを頭の片隅に置いていこうと思います。昨日、今日とナラティブ・セラピーへの学びの第一歩になりました。まずは家にある本を読み進めてみようと思います。貴重な学び、気づきになりました。ありがとうございました。
8いい意味で裏切られました。初回のナラティブの考え方がどう生まれたのか。背景を詳細に語られたことで、グッと2日間の期待が高まりました。凄いものに出会ってしまった・・・という。
今まで本や研修でよく聞いていた、ものすごく分かりにくく、とっつきにくいなぁ、と思っていた「社会構成主義」という言葉。
最初のお話しで身近に感じることができました。
(もう一度聞かないと、ついていくだけで必死だったので理解がどれくらいか分かりませんが)
また、NZの風土というか、その雰囲気の写真やお話しからもナラティブの周辺の雰囲気をつかむことができて、気持ち的にリラックスできました。

キャリアカウンセリング、発達心理学、脳科学、発達障害研究と必要に応じて出会ってきた学びの先にナラティブにたどり着いたのも、これからの人生の道に繋がっていく気がしました。

非常にアカデミックな内容だと思いますし、頭がパンク状態になっていますが、それ以上に、温かみや、人間味、愛と希望を感じる2日間で放心状態になっております。

今の心境は・・・
これから、どうしよう。

一度聞いただけでは、新幹線で景色を見ているようだなぁと。
でも、戻って、一つ一つその場所を訪ねるのも大変そうだなぁ、と。

昨今、いろんな生きづらさを抱えている方の悩みに対して、「毒親」や「発達障害には〇〇」「カサンドラ症候群」「HSP、HSC-繊細さん」など、自分の症状に共感しやすい名前を付けて解決を導こうとする風潮に、どこか抵抗がありました。

ナラティブのアプローチを学び、感じていたモヤモヤの正体が少しだけ分かったような気がします。

その解決方法はどれも、問題である対象者が存在する、という視点に立っているような気がしていたのだと。

また、国重先生をはじめ、登壇してくださった皆さま、全員に好感を持ちました。

ものすごく勉強されてきて、臨床経験も豊富で、すごい方ばかりなのに共通点が「謙虚」な姿勢、愛のある雰囲気に感動しました。

それは、おそらく誰かを救いたい、とか、正しい道に導きたい、といった思いを持っていないからではないかと感じました。

来談者の内にあるエネルギーが希望ある方向に向かっていけるように、上からではなく同じ悩める人として、フラットに、横に一緒にいて語り合いながら歩いていく。

そういうスタンスを感じました。そして、私はそういう風でありたいな、と思いました。

また、逐語を起こしていなかったことを反省しました。

つい、正解を探し、問題を探すような浅い聞き方をしていたことを痛感しました。
問題を探すことで、クライエントの問題をさらに強化してしまっていたのではないか。

その方のこだわりに、自分も一緒にこだわってはいけないこと。
それを一緒にいろんな方向から眺めて、あーでもない、こーでもないね、と語り合う事。
でも、いつもその方が自分で決めていくことを応援していく姿勢で関わりたいと思いました。

それぞれのセッションが、途方もなく深く、また頭の中であらゆることをイメージしながら聴いたので、セッションの後ははものすごく疲れました。

出会ってしまったものの、これからどうしよう・・・と一抹の不安も持ちました。

考えることが満載です。二日間ありがとうございました。
92日間のツアーを通して感じたのは、とても居心地がよかったことです。安心・安全な場で、まるで自分ケアされているようにも感じました。責めない、傷つけないという姿勢や、丁寧で余白がある言葉選び、ゆっくりとした時間の流れ…温泉の例えられていたのを思い出し、いい湯だったな~と。こうさんが、ゴールは乗り越える形ではないことが多いと話されていて、自分事としてもとても励まされた思いです。 私は精神科領域の訪問看護をしています。様々な違和感や葛藤をもって精神科治療や病院でのケアのネガティブな部分をみながら、それに加担している罪悪感がありました。ナラティブセラピーやオープンダイアローグに関心をもったのもその当時で、希望で胸がざわついたのを覚えています。数年前、横浜でこうさんの講演きき、それまでと景色が違って見えた気さえしました。今回理解はできていないけれど知れたことばかりでしたが、関わる人の今まで大切にされてこなかったり孤独になっていくような物語や、個々の歴史を一緒に語り紡いでいきたいと、自分の中に沸き起こるものを感じました。今回話をきけたり、言葉を交わすことができた方々にも同じように関心が向いたことは、貴重な体験でした。ナラティブセラピーについて、対話的に学べる機会に今後も参加して学び続けたいと思います。抵抗実践という言葉がありましたが、ネガティブに感じている現状に対する自分の応答としても、仲間とも対話を続けて実践につなげていきたいと思います。 ありがとうございました。
10フリーランスのキャリアカウンセラーとして、企業で働く人たちのキャリア支援をしています。全体を通して、言葉の意味や解釈がわからず戸惑いながら、結局、最後の「来談者中心療法とナラティヴ・セラピー」ですっかり迷子になってしまいましたが(泣)、日頃の自分自身のキャリアカウンセラーとしての在り方を見つめ直す機会になったように思います。ナラティヴに関する理解度からすると完全に迷子状態ですが、キャリアカウンセラーとして気持ちがフラットになったような、凝り固まった何かがほどけていったような、不思議とそんな感覚があります。きっと私はキャリアカウンセラーとして、自分で勝手に重たい鎧兜をつけて武装していたのだと思います。国重先生の「ナラティブに惹かれた人は取り組んでいいんですよ。」という言葉にナラティヴを学んでいく勇気をいただきました。今後、ナラティブをキャリア支援にどのように取り入れていくのか、まだまだ未知数ですが、まずは積ん読状態のナラティブ関連の本をコツコツ読んでいこうと思います(汗)。2日間、ありがとうございました。
11*電話相談事業を後押ししてくれるパワーを求めて参加。注目したこと。
*ナラティヴセラピーの経緯が、精神保健医学の改革を提案したことがわかった。映画「むかしMattoの町があった」を観たくなった。(精神科病院に反応する私がいる)
*本「もう一度カウンセリング入門」は、読んでいたので確認できた。「心理援助職のためのスーパービジョン」は、一部読んでいたので再活用のきっかけになりそう。「ナラティブセラピーワークショップ」は読み直したくなった。
*グループでの話しは、刺激と学習の必要を実感する機会になった。
*臨床の不足する分野は「人権、家父長制度、フェミニズム」(男性問題を入れるべし)
*「家族内の人間関係」にナラティヴのどこが役立つか。
*国重さんの講義が聴けてよかった。
*次のワークショップに参加したくなった。
 お世話になりありがとうございました。
    森岡
12オープンダイアローグのリフレクティングと似たものだと考えていましたが、違うものだとわかり、まだ混乱しています。しかし、この感想ですらまだ表層のもので、どう違ってどこが似ているのか、アプローチの仕方、自分の中への落とし込み方など、もっともっと知って行かなければ何も言えないのだとも感じています。講師の方々が「沼にはまった」と仰っていた意味だけは理解しました。何故なら自分自身が沼にはまり、ナラティブの事を考え続けているからです。
13ナラティブを学びたいと思ったのは、人と問題を切り離したり、人にレッテルを張らない。目の前の相談者を、大事にしたいからだと思いました。そんな思いを、日々のカウンセリングの実践に活かしていきたいと思います。
14・完全なナラティブビギナーズには理解しにくい点があったように思います(私は完全なナラティブビギナーです)。でも、ナラティブがとても魅力的だということは理解できました。
・私はグリーフケアに携わりたいと思ったことが、キャリアコンサルタントの資格を取得したきっかけとなっています。ナラティブセラピーがグリーフケアの分野で活用されていることを知り、ますます興味をひかれました。
・ワークショップ全体が、あたたかな雰囲気に満ちていて、とても居心地が良かったです。
・キャリコン養成校で文川先生が教えてくださったことと重なる内容が多く、復習になりました。
15私はナラティブ・セラピーの考え方に魅力を感じつつも、スクールカウンセラーとして実践している中で、自分の立ち位置の迷い、自分の価値観の扱いに困り、相談に来られる方に向き合う自分が揺らいでしまうと感じていました。今回1日目のみの参加でしたが、話されたことをそのまま受け取り認証するということがどういうことなのか、そしてその意味などについて学びが少しすすんだ気がしました。苦悩や問題について語られることも、まだ語られていなかもしれないけれど、その人がやってきたこと考えてきたこと大事にしていることなど、希望につながる語りもあるかもしれない、そのどちらの語りにも耳を傾けていこうと、あらためて思いました。その人の傍らにいるということ、居続けることの大切さ、それは自分にとって難しことかもしれないけれど、意味があることなんだと思いました。
16NPACC主催のワークショップなどには、これまでにも、いくつか参加したことがありました。が、学べば学ぶほど、『ナラティブ・セラピー』の面白さ・奥深さへの気付きが多々あり、興味関心がますます深まっています。「ナラティブ・セラピーにもっと近づきたい!」と思い、今回参加しました。

今回のワークショップでは、えぬぱっくフェローの皆さんがお話された「NPACC での学び」について、特に興味深く思いました。NPACCのワークショップでは、今回もなのですが、「参加者である私たちが安全安心して学ぶに取り組むこと」「より良い学びの機会を提供すること」が大切にされていることを感じています。フェローの皆さんのお話からは、「NPACCでの学び」においても、「マップ」を使った双方向的な学習方略などをとおして、ひとりひとりの意見や考えを尊重するためのさまざまな工夫がおこなわれていることを知ることができました。

また今回、『来談者中心療法』の視点があったことで、『ナラティブ・セラピー』という取り組みを相対的に眺めることができるようになり、学びがより深まったように思います。

これから、今回のワークショップで学んだ『ナラティブ・セラピー』の態度を少しずつ身につけていきたいと思うのに加えて、NPACCで実践されている「学びの工夫」についても、私自身の「教え方」にぜひ取り入れてみたいと思いました。